IP Ver4が枯渇したと一般ニュースでさえかまびかしい。
有識者なるものが登場して解説しているのもおかしい。
10年以上も前に枯渇することは分かっていたこと。
今さら本当に枯渇したと騒ぐほどではない。
あえて有識者なるものが騒ぐのはIP Ver6など
自分がこうしたいというものに誘導したいというのがほとんど。
そこに発生する多大なコスト、しかも一般消費者が直接かぶる
地デジ移行のようなコストを無視している。
地デジ移行は無茶ながらも画質は良くなり支払ったなりの恩恵が
まったくないわけではない。
しかしIP Ver4を捨てる理由もメリットも一般消費者にない。
ただ単に大雑把に配布しそれを小分けさせている。
その一番上流での蓄えが終わったというだけ。
The Internet黎明期は、すべての端末に固定IPが必要に見えた。
先進的な大企業では何十万にもいる従業員にIPアドレスを割り当てられるよう
大量のIPアドレスの配布を受けた。
同様にプロバイダーも、利用者数に応じてそのままIPアドレスを欲した。
いまやNATとその実装であるネットワーク機器の性能が格段に進化し、
NATを使うだけでそれらはほとんどIPアドレスを必要としなくなっている。
また黎明期はクラスが意味を持った。
クラスA、B、Cそれぞれの間でしか通信できなかった。
いまやクラスが概念でしかなく意味を持たない。
一旦回収し柔軟に再配布とNATなどの活用を行えば
IPアドレスの枯渇という問題はおそらく消滅する。
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