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2011年2月13日日曜日

IP Ver6に期待できるだろうか

IPアドレス枯渇となると最右翼はIP Ver6になる。
ネットワーク機器の交換だけで数百億円から数千億円の金が飛ぶ。
ごく一部のネットワーク機器をつくるシスコなどトップ企業数社が
莫大な利益を得るだけで日本などほとんど恩恵にもあづかれない。

IP Ver6になれば問題は解消するのだろうか。
残念ながら数の問題が先延ばしされるだけのこと。
本質的な部分はすでに古すぎて時代にあっていない。

youtubeやニコ動などリッチコンテンツが携帯電話やスマートフォンでも
普通に再生され、さらにUstreamなど動画コンテンツの配信さえも
活発に行われ始めている。
そこで問題になるのはもはやIPアドレスの数ではなくて帯域であり
それ以上に1パケットで送出できるデーターサイズと遅延だ。

IP Ver6は、数の不足を再優先し、ついでローカルでIPアドレスの
動的な付与が行えるというIPアドレスの管理に重きが置かれている。
利用シーンは残念ながらおざなり。

動画などを同時配信するというテレビ局的な使い方は提案されているが
もはやプッシュ型の放送に合わせてみなさいという時代は過去の遺物。
テレビでさえ録画してみる時代。

Ustreamでもニコ動でも生放送以上に録画再生機能が重宝されている。
最も利用されているyoutubeなどは蓄積されたコンテンツを
ユーザーが好みのタイミングで見るだけ。
回線負荷を考えても実際問題この傾向は喜ばしいことでしかない。

10年20年前には空想の世界でしかなかった利用方法が
現実のものとなっている時代において、それに適した規格を
新規投資をさせるなら策定するのが技術者の義務でさえあるだろう。

IP Ver6はeSATA同様世に出るべきタイミングを失ってしまった
デファクトスタンダードになるべきではない規格にすぎなくなっている。

あらたな、そして時代にマッチした通信規格が策定され
順次移行していくことを願ってやまない。

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