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2011年2月24日木曜日

iアプリDICのCOLORGUIDEが色を知るのにとても使える

インストールしたままでほとんど使っていなかったiアプリ。
DIC(大日本印刷)が無料で公開してくれているCOLORGUIDE(カラーガイド)が思ったよりも使えます。

DIC色見本帳といえば印刷などに関わったことがある人なら持ち歩いたあまり嬉しくない経験があると思います。わたくしも20年近く常備していました。

カラーチップと言われるもので印刷屋さんや塗料屋さんとやりとりする。
DTPよりも先に焼付け印刷に関わっていたので塗料屋さん、焼付塗装やさんと注文をとってきた営業の間に入って色合わせで面倒な思いをしました。
焼付塗装は紙への印刷以上に色が合わせにくく、一発勝負。
カラーチップ片手に頼み込んで調色してもらい、色見本をつくっては交渉。

反射率など違うのですから印刷と同じ色には絶対なりません。

昔話はそのくらいにして、App Storeで無料でダウンロードし無料で使えるCOLORGUIDEは当初色見本帳の代用にしか見えず、あまり使い道がありませんでした。

ときどきおすすめアプリに登場するとふっと思い出す。
色見本帳を持たずにiPhoneで色の打ち合わせがすむならそれに越したことはありません。
でも、色校のときなどどうするんでしょうね。
DICカラー番号だけ書いてiPhoneかざして確認してもらうんでしょうか。
承認権限者と会えればいいですが担当を介しての商談が普通なので結局カラーチップを貼り付けることになりそうな気がします。


今日もおすすめアプリに登場していて何気に起動してみました。
じっくり眺めると気付かなかった機能があります。

カメラアイコンがある。
使ってみると、その場で撮影し、写真画像をタップする。
タップした位置の色をDICカラーと色の配合などで教えてくれる。
コレは便利です。

これと同じような色。
と言われても伝えるのは不可能。
その場で撮影して、その場でこれでいいかと確認し、色を決められます。

商談でなくとも、あの色いいなというとき色名もわかるし、再現するのも楽。
カラーピッカーと言われる機能ですが、デジカメで撮影してパソコンで処理となると何段階も色が変わってしまうタイミングがあり好ましくありません。

この種のアプリだけはiPhoneが圧倒的に有利。
それは画面に美しさとかではなく、ハードウェアが数種類しかないから。
数種類分ハードウェアプロファイルを作れば色はほぼ合います。

※使用状況でカメラも液晶もヘタリが違うので調整が必要。
しかし、というか、なんとも驚くべきはカラーキャリブレーション機能(色のズレを調整する色合わせ機能)まで搭載しています。

Androidは、機種が雑多で液晶もカメラも千差万別。
機種ごとの対応が必要になりますが、手間がかかりすぎて提供できないでしょう。
残念なことに大日本印刷(DIC)ほどの大手でも、まだAndroid用のアプリを提供してくれないのはコストがかかりすぎることや非対応機種で使われてしまった場合の影響を考慮してのことでしょう。


※DICカラー
大日本印刷という印刷会社が決めた色のこと。
印刷用の標準色を決め、カラー番号というナンバリングをふり、色の指定をしやすくしました。
また色見本帳という、標準色を最適な形で印刷したものを販売しているのも特徴で、ミシン目が入っていてちぎって色の指定に使えるようになっています。



何種類もあり持ち歩くのも大変ならコストも掛かります。

使用量が仮に半分になればデザイン関係の会社なら毎年何十万円も経費が浮くかもしれません。

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