しかもタブレット型10.1インチ。
横河ディジタルコンピュータといえば、技術系の人には
かなり馴染みのある計測器等のメーカー。
お遊びおではない、技術者が使い込める
しかも遊べるハードを期待させます。
プレスリリースや記事を読むとODROID-Aは期待を
裏切らないスペックになっています。
OSはAndroid2.3
タブレットは本来Android3.0なのですがスマートフォンは2.3
開発環境という位置づけで考えると台数の出る2.3で
出荷というのはうなずけます。
※デュアルブートにして2.3と3.0両対応なんて
モデルにしてくれたらもう惚れてしまいますが。
Samsung製の最新マルチコアプロセッサ(Cortex-A9 Dual-core 1GHz)と10.1インチマルチタッチパネル(1366×768)、HSPAモジュールを搭載した開発者向けハイスペックタブレットディスプレー解像度は一般的なノートパソコンと同等の1366×768
CPUもデュアルコアで1GHzとなるともはやネットブックを凌駕しそう。
起動速度などを考えると仕事用にもネットブックや廉価版の
ノートPCよりも使いやすそうです。
携帯電話の3Gではなく、HSPA(3.5世代高速通信。docomoなどが提供中)
どこのキャリアが使えるのかが気になります。
背面に3メガピクセル(オートフォーカス)、前面に1.3メガピクセルの2つのカメラを備え、GPSモジュール、3次元加速度センサ、方位センサなどを内蔵します。お遊びモデルとして考えるとちょっと解像度低め。
レンズなどを考えると300万画素というのは現実的なのかも。
さすがにセンサーは充実しています。
無線は、IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth(TM) 2.1+EDR、Broadband(HSPA evolution/HSPA/UMTS、Edge/GPRS/GSM)に対応、ビデオ出力は1080PのHDMI出力をサポートしています。通信周りは全部載せという感じ。
唯一の不満店はBluetoothが2.1なこと。
型落ちとなろとうしているGALAXY Tab世代でも3.0を
搭載しているのでここは頑張って欲しかった。
携帯電波は何でも対応している感じですね。
これがすごい!
『ODROID-A』には、OSカーネル、デバイスドライバ、アプリケーション開発を支援するために、JTAGインターフェースとシステムマクロトレース (横河ディジタル製、Android(TM)対応動的解析デバッグツール)が接続可能なSDスロットを備えていますので、JTAGによるデバッグやシステ ムマクロトレースによる解析により開発効率を向上させることができます。
もう横河ディジタルコンピュータならではですね。
アプリ開発支援はあってもデバイスドライバー開発支援なんて
Googleがやるようなことをメーカーがやってくれている。
OSカーネル開発支援まであるというのは、怖いくらい。
OSSならでは。
デバッグとシステムマクロとレースも使ってみないと
わからない部分は多々ありますが期待させます。
というか、こういうモノがようやく登場して
これで本格的な開発が一気に進みそうです。
『ODROID-A』には、開発者向けに回路図とソースコードが添付されるため、アプリケーション開発のみならず、多彩なGUI機能とマルチメディア機能 を最大限に活かしたタブレット端末、POS端末や受付端末などのポータブル機器をはじめ、コンビニエンスストアの情報端末、デジタル複合機などの組込み製 品や試作機開発を容易におこなうことができます。ここまで来るとやり過ぎにさえ見ます。
普通は販売・開発の提携してからようやく開示してもらえるかどうか。
Androidアプリ開発MLでも赤外線モジュールの仕様さえわからず
テレビリモコンを作れるかどうかといった初歩的なことさえ
判断できないわけですが、これならハードウェア的な対応が
どこまでできていて、何ができそうかが十分予測できます。
そして組み込み向け開発環境としても考えられていますね。
外装さえ外せばそのまま組み込み気になってしまいそう。
GPSモジュール3次元加速度センサーとジャイロセンサーの両方搭載。
3次元加速度センサ
方位センサ
ジャイロセンサ
これだけセンサーが搭載されているとGPSナビゲーションが
あっという間にできてしまう。
あと欲しいとすれば自動車側に速度を伝える機能。
タイヤの回転数がわかれば確実。
7インチモデルならそのまま車載GPSになりそうですが
10.1インチあるので標準的な自動車には
そのままではとりつかないのが残念。
ダッシュボード上にアームで固定などになってしまう。
RS232C シリアルデバッグボードまさに横河ですね。
RS232Cですか!
オプションの「JTAGインターフェースユニット」は開発ツールとしては肝ですね。
ほしいけどこういう開発屋じゃないので趣味の世界になってしまう。
趣味としても実にほしい。
関連記事:
0 件のコメント:
コメントを投稿