「Google Art Project」が公開され話題なって少し経ちます。
ストリートビューの拡張で美術館の作品が見られるという。
ふ~んという感じで興味を刺激されませんでした。
ところが「Google Art Project」をみて驚きました。
美術館に行っても近寄って見せてはもらえません。それが、拡大が恐ろしいほど効く。平均で70億ピクセルの画像だと聞いて急に興味を持ったのですが実際にその解像度はすごいのひとこと。
おそらくこうしてデジタルで公開されない限り、これほど詳細に美術作品を見ることはなかったでしょう。
日本の国宝も極々一部がiPhoneアプリで公開され、それでも感動したのですが、「Google Art Project」を見てしまうとクオリティーの差にショックを受けてしまいました。
国宝とは国の宝。
国とは政治屋さんのものでも、まして官僚のものでもなく国民一人ひとりのもの、
政府や官僚が何かしようとすればお金ばかりかかって得られるものは殆どありません。
Google頼りはあまり心地よくありませんが、それでもGoogleに一気に国宝をデジタル化してもらうという英断してくれないものでしょうか。
また、そのままスキャン画像だけではなくて赤外線やエックス線での画像も撮影して公開してほしい。何かが塗り込められていたり、地味だと思われた仏像が実は絢爛たる彩色を施されていたというのも最近の研究で明らかになりつつありますが、何十年かかるかわからない研究を待つまでもなく、一気にスキャンして公開していただければ何億人もが見て、今まで気付かれなかった何かを発見するチャンスが生まれてきます。
いや、それにしても良い時代にネットを使えることに感謝!
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