このところ急に登場するようになった単語がテザリング
聞きなれない用語だがネットワーク用語の一部らしい。
ネットワークに繋がった機器が、さらに他の機器に対して
ネットワークを中継する機能をテザリングと呼ぶようになったらしい。
いままでもWindowsでは標準に備わっていた機能で
NICを二枚さしてあれば、片方をルーターにつないで
もう片方をブリッジという機能で公開することができた。
そう、長年テザリングなんて言葉ではなくブリッジとよんだはず。
このテザリングが急に話題になったのはモバイルの世界でのこと
モバイルという出歩いてネットを使おうというとき
ハブもスイッチ(ハブ)もないので、ネットに繋げない。
SMBやdocomo、イー・モバイルなどと契約しても
直接つないでいる一台しかネットにつながらない。
それって不便。
ただ、上記各会社にとっては収益の柱で、一台ずつ全部契約をとり
毎月定額課金するのが理想。
なのでそのような携帯がずっと続いてきた。
ところがそんな通信業界で競争が激化してきた。
抜け駆けするところが出てきて、ひとつの契約で
複数の装置をつないでもいいよと言い出した。
これがテザリングの正体。
3GやWiMAXなどでネットに接続した機械をブリッジにして
他の携帯ゲーム機やパソコン、スマートフォンをネットに繋ぐことができる。
昨年夏にはdocomoから複数のガラケー(フューチャーフォンと呼ばれる
いわゆる従来のガラパゴスな携帯電話)でも
この機能が付いていた。
人気にも話題にもならないのは、使う月はプラス5,000円近く
通信費が増えてしまい別回線契約するのとあまり変わらなかったから。
急に話題になったのは抜け駆けして、どうぞ最大5台まで
つないで使えますよという業者が出始めたから。
すでに二者、イー・モバイルと日本通信がそういう契約で
Androidスマートフォンの販売に踏み切っている。
きしくもハードは、ほぼ同じものが使われている。
だけどこんなもの、従来のブリッジで片付けてほしい。
一々言葉を増やすと、一般の人にさらにわかりにくくなってしまう。
サービスや商品を売り込むとき一発で分る名前をつける
これをネーミングというけれど、ネーミングすると
しないときにくらべ成功すると桁違いに売れる。
そう、儲かる。
だから次々新しい名前ができて、かえって分かりにくくしている。
所詮ブリッジ以上というほどのものはないのです。
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