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2011年4月16日土曜日

バネで浄水するという日本の技術 #jisin #hukkou

1月13日につぶやいていたバネで浄水するという話
WBSでやっていたので見た人も多いと思います(録画で見ることが多いのでこの日の放送かどうかは不明)。

バネを使ってドロなどが混ざった水を、信じられないほどの流量で一気に浄水できるのには目を疑いました。それ以上に驚いたのがフィルターにしているバネの再活性化。目詰まりしてしまい、一般にはフィルターは交換するもの。工業的な大規模フィルターでは逆洗浄して使うものもある。バネ式は逆洗浄が驚くほどあっけなく終了していた。汚濁のひどい水の浄化にはありえないほど有効な装置。

とはいえ、日本では沈殿池を設ければ十分で、それ以上汚れた水源の水が利用されることはない。
排水を清浄化するにはちょっと贅沢な気もして、日本では用途がないのではないかと思ったものですが、福島第一原子力発電所での原発事故では毎日何千トンもの汚染水の処理が必要そう。
おそらく逆浸透膜を考えているのだろうけれども、加圧して微細な穴の開いた膜を水だけ通すという逆浸透膜浄水方式は、どうしても体積あたりの処理能力が低い。また、設備も巨大で設置も大変。
それでなのか、何ヶ月もかけて浄水設備をこれから作るというのんきな話を昨日ニュースで見ました。

大阪には水中の汚れを効率的に分離し沈殿させる処理剤を世界中の飲料できる水がなくて困っている地域に送り届けている会社がある。そこの技術もテストされるとあったけれど、学者の寄せ集めだから新しい技術は誓する気がないのだろう、古臭いゼオライトの利用という放射性廃棄物を量産する方向に持って行ってしまった。
ゼオライトに吸着させれば放射性物質の体積が数百倍、数千倍と増えてしまう。水分を取り除けても体積は減らない。
大阪で開発されている処理剤は、それ自体はあまりかさばるものではないので、水分を除けば体積の増量は最小に抑えられる。多分廃棄まで考えずに、それは別件とでも考えて結論だしているのだろう。老害学者を使うのもいい加減にして欲しいものだ。

そして逆浸透膜を使えば巨大な設備が放射能汚染されてそこに残ってしまうし、膜というかさばる放射能をたっぷり含んだゴミも量産される。

放射能を垂れ流す原子炉や冷却プールに送る水がそれほどきれいでなければならないという時期は、もうすぎてしまった。今更純水に切り替えても海水で十二分に汚染され燃料棒や炉の内外にはスケールと塩がびっちりこびりついていてそう簡単に除去できない上、燃料棒が溶けペレットも分解してウラン中心に高放射性の燃料が微粉末化して大量に沈殿しているだろうから注入する水にこだわるのは無意味、むしろ作業性をスポイルしまくることで弊害のほうが大きい。

国産のいくつかの技術を活用すれば簡単にけりがつき、とりあずの処理が済んでから気が済むような設備でもつくってほしい。

水を貯めるのもタンクを作れば余震で倒れるしポンプで移送するのも難しい。
そんなひまがあれば、重機を入れ地面を掘ればいい。
どのみち、海洋汚染している地下水の処理のためいずれやらなくてはならず先送りして土壌汚染も拡大して平気で入るのが不思議でなりません。
十分掘り下げ、コンクリでも何でも好きなもので固めればいい。
一気につくろうとせずはじめはとりあえず水を集める深すぎない穴を作り、シートなどで水漏れを防ぎそこに水を集めて簡易処理し、横で深い穴を掘ればいい。
たまった水を濾過しつつ原子炉やプールに給水すればいい。

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