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2011年4月9日土曜日

自粛と言いつつ浪費する愚挙、千鳥ヶ淵の例

桜の季節は千鳥ヶ淵になんども出かけるのが習慣になっています。
うっすらピンクになり始めることから花吹雪が舞う頃まで。

今年は自粛ということで控えていましたが打ち合わせのついでに今日寄ってみました。
九段下駅、地上に出ると目の前はもう満開の桜。



折角の桜は見物禁止!?
そして、声高に案内している人がいるので何かと思えば、本日の入学式は中止。



人生に一度しか無い入学式を奪う権利があるのだろうか。
悶々としながら、咲き誇るサクラを見ながら歩きついでに靖国神社へ。
東京の桜開花を示す標本木を見に行きますと、例年所狭しと100軒あまり並ぶ(何台かは全く知りません)屋台がゼロ軒。
確かなんでもない日でも何かしらあった気がするのですが。



いわゆる香具師のひとがやられているのかどうか、詳しくは知りませんが日銭商売なのは確実で、稼げる日数は限られています。かきいれどきを奪われたら、その方たちの生活がどうなるのか考えないのでしょう。屋台で稼ぐ人の生活はどうでも良いのでしょうか。その人達が買うソース始め食材その他もろもろも売上がなくなります。それらは3.11より前に仕入れられ、売上を待つばかりだったでしょう。そうして仕入れた人は一年も商品を寝かすのでしょうか。それほど余裕ある商売を知りません。


そのまま足を伸ばして千鳥ヶ淵緑道へ。
なんとライトが全くありません。
目黒川では有志が自転車を鯉で発電し夜桜をライトアップしていると聞きます。
千鳥ヶ淵緑道では皆無。


ところで、例年ライトアップされ、とても素晴らしい夜桜を楽しませてくれる千鳥ヶ淵緑道ですが東京電力の電気を使わずソーラーバッテリーをライトごとに取り付け太陽光で証明しています。
ついでながら電球もとうにLEDにかわっています。




つまりライトアップやめる事自体、夜間の電力が足りないわけではなくピーク電力を減らさなくてはならないだけなので無意味ですが、それ以前にそもそも東電の電気などほとんど使っていません。

そして戦前なら皇居方面を照らす照明を消すなど不敬罪ものでしょう。

人件費の削減にでもなっているのならいいのですが、花見を禁止と言っても人は通ります。
例年と変わらぬ人数の警官がでていて、一般人より目立っています。
しかもひまなんでしょう、なかにはどうどうと警邏しつつ私用電話をかけている人までいます。
大声で話しているのでどうしても聞こえてしまいます。


なんのためになにを自粛し、なにを守っているのでしょう。
子どもにとって生涯に一度しか無い入学式を奪ってみたり、電気を1wも使わないソーラーシステムの照明を持ちながらわざわざ使わない。それくらいなら被災地の照明用に提供すればいいとおもうのですが、今倉庫で眠っているのか、どこかで活躍しているのかはわかりません。

そんなことを思いながらボート乗り場までついつい足を伸ばしてしまいました。
ボートは一艘もでていなくて、さすがに自粛なんだよなと仕方なく納得しつつ念の為にどんなことを書いているのか見に行きました。
すると自粛ではなく、強風のため本日利用中止。



え!?
目を疑いました。
歩道からの花見は禁止でも、お堀に船を浮かべて花見をするのは良いらしい。
なんとも不思議な判断基準があったものです。
それとも、庶民の日銭は奪っても構わないが、貸しボートの売上は予算計上されているので死守なんでしょうか。


警察の人件費などコストは減らせず、何十万人という人の楽しみをなくし、日銭ぐらしの多くの人の生活の糧を奪い、いったいなにがしたいのでしょう。

千代田区民としてちょっとばかりはずかしい一日でした。

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