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2011年4月4日月曜日

生物学的半減期という虚構 #jishin

福島第一原子力発電所の大事故では海洋汚染が深刻度を増しています。
発見された当初から言い続けていますが、ようやく専門家と言われるひとも生物濃縮を口にするようになってきました。さすがにこれ以上は隠せないということでしょうか。

4チャンえるのは鳥さんが番組移籍されたので10チャンネルを見ていますが、なんと生物学的濃縮を口にしながら、生物学的半減期という嘘を交えることをしているのには呆れてあいた口が閉じられなくなりました。
※ちょうど歯磨きしています

生物学的半減期とは、一回だけ体に取り込んでしまった放射性物質が代謝により体から排泄される期間(時間というか日数)を表す言葉です。


ここで大切なのは、一回だけ取り込んだものということです。
たとえば、水を考えてみましょう。
飲んだ水は最短で数時間で汗や尿で排泄されます。
ビールなど飲むともっと早いですね。

さて、では体内の水分はどうなるでしょう。
半減したら体重は4割以上軽くなります。

体内の水分はホメオスタシスにより一定に保たれ、過不足ない状態を維持します。
つまり水分がなくなったりしません。

放射性物質も体内に取り込まれてしまう物質は、何らかの形で一定量保持されるものが多いのです。一回(別に数回でもいいですし数日でも数週間でもいいです)取り込んだだけならば、代謝により徐々に新しく消化吸収したりで取り込む物質と入れ替わっていきます。だから生物学的半減期はここまでは正しいのです。

問題は、一回やせいぜいが数週間といった短期間ならばそういう生物学的半減期を口にしてもいいですよということです。 実際には生物学的濃縮が起きる以上、それを、つまり海産物を食べ続ければ長期にわたり継続的に放射能(放射性物質)を取り込み続けるということです。

先程の水と一緒で出て行った分が新たに補充されますから、継続的に体内に入る状態にった生物学的濃縮が口にされる段階では、もはや生物学的半減期は存在しないということです。このあたりは専門家が承知で行うだましの手口であり、そういう専門家を許すことは断じてあってはならないことです。専門知識と肩書きを知識のない人を騙すことに使うなどもってのほかです。


地表の汚染は人間の技術で流出が止まればある程度封じ込められます。
農業は同じ形式では続けられません、なぜなら表土といわれる一番たがやかされ肥沃で生産に大切な部分の土は汚染され捨てなくてはならないからです。
普通の土地ならば十数センチとかそれほど多い量ではないのですが、畑や田圃やよくたがやかされていて土が柔らかく深くまで肥料や酸素を取り込みやすくなっています。その部分は放射能も浸透しますから捨てなくてはなりません。残る土は農業には適さない部分になります。

盛土といい、山などを切り崩して、とったあとの土を戻すのですが、農地についてはそれでは回復できませんから、水耕栽培など最新の工業的な農法へと変革を求められるでしょう。
でもそれですみます。

海洋汚染は、海の水や海底の土砂を全部捨てるという方法は湾のようなある程度閉鎖可能な場所でなければありません。水俣湾の有機水銀汚染は湾内だったので海をしきって海底の土砂を掬い上げることが可能でしたが、残念ながら今回は場所が悪い。というか、湾のような閉鎖区域にはさすがに放射能汚染された水を戻せないのでそういうところにはあまりつくらない。

漁業については、もっと早く真剣に取り組んで欲しくて書き続けたんですがちょっと東電対応が遅すぎましたね。もしかしたら政府まで御用学者さんの大丈夫に騙されているなんてあるかもしれませんね。菅総理は自分の出身校を偏重されるともっぱらの噂ですが、一学閥に変調するとそうした弊害が極大になりがちです。

なんども書いていますが、まだやらないのがふしぎでなりませんが、海岸から順に、原発の少し先まで一定間隔で放射線測定を一気にやらないとモレなんて発見できません。一箇所見つけたモレで大騒ぎしていると、やっている気にはなれるのでしょうが、より深刻な被害の元凶を対処不能に悪化させます。簡単で相手は強烈な放射線を出しているのですからそれを計測すればよいだけです。
簡単に見つからないほど弱い放射線なら汚染が進んだ今は、それほど問題にしなくても良く、重度の汚染を出す場所を突き止め対処するのが先決です。


また、それさえできないならば巨大な再開発で行うように鋼鉄製の波打った仕切板を海岸沿いに一気に打設するべきです。行き先を失った放射能汚染水が吹き上がってきますからそこを対処すればすみます。建築業界に依頼すればそう日数はかからずその程度の工事は終わります。

壊れた設備を中途半端に残そうとしていてまともな対処ができないでいるようです。
どうせぶっ壊れているのですから、海に流し込まないよう、十メートルおきくらいに鋼矢板その他の方法で土中に壁を作ってしまい放射線を測定していけば汚水が発見できますから、そこを掘り返してもとをたどっていけば本当の原因を潰せます。たまたま見つかったところばかり相手にしていると手遅れになります。




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