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2011年5月19日木曜日

SUICAなど交通系プリペイドカードが使いやすくなる・・・

ITmediaの報道によると来春(2012/3)からSuicaはじめ10種類の
交通系プリペイドカードの相互利用が決まったそうです。
すでに一部のカード例えばSUICAとPASMOは事実上利便性に
乗車という点では違いがなくなっていますし、ICOCAとSUICAも
かなり共通性が出てきています。

出張や旅行などで便利になる。
という程度で出張族の人以外には
あまり代わり映えがしないのが実情です。

問題はそれよりも、まだ一年近くも時間がかかることと
それ以上に決済機能の統一化がされていないこと。
決済機能とはお店などでSUICA払いができるところが
どんどん増えていますが、SUICAでは払えても
TOICAでは払えないならば利便性はさほどましません。

クレジットカードであればVISAカードといった
ナショナルブランドの決済会社があり、その下に
実際のカードを発行する各社がぶら下がっています。
どの会社のクレジットカードを使っているかは気にすることなく
VISAカード対応の店やネットさーびすなどでは
全く同じに使うことができてとても便利です。

選ぶときは特典が魅力的だとか近所で作りやすいとか
その会社を応援している(サッカーとかも含めて)とか
カードのデザインが気に入っている
あるいは仕事の付き合いでやむなく、会社方針で
等様々な理由で好きなカードが選べます。

プリペイドという、先にお金を払っているのに
使える場所が限定されるのでは魅力が半減。
交通系カードの共通化とはクレジットカードのような
一つ上の統一決済会社を設立するくらいでないと
今後ジリ貧になるかもしれません。

スマートフォンといわれるiPhone、iPod、Androidなどが
NFCと呼ばれる日本でお財布携帯と独特の呼び名をしている
決済の仕組みを国際規格として取り込み始めました。
※アップルはまだ噂レベルで製品化されていません。
※Androidはすでに販売されています。

しかし、仕組みはほぼ同じでも国際基準であり
日本オリジナルのSUICAその他とは別の方向に
まとまるようです。
日本でこれだけ使われていても
あるいはSONYのようにアジア圏を席巻する製品を
提供していてもアメリカとヨーロッパ、ソ連を含めた
より広範囲な国際規格の中ではどれもローカルで
群雄割拠的な状態ですから取り込んでもらえる可能性が
かなり低いようです。

世界に先駆けて実用化しているのに
とても勿体無い話です。

できることは、寸描を惜しんで国内で完全統一を果たし
アジア内でも共通基盤を作り数ヶ月以内に
国際会議に事実上のデファクトスタンダードだと
アピールすることでしょう。

CDやDVDがそうですが、もしも世界標準に慣れれば
かりに赤貧を販売できなくてもロイヤリティーだけでも
莫大な収入が長期にわたり期待できます。

今だものにこだわり電気代云々と前時代的なことを
言い続ける評論家諸氏がいらっしゃいますが
それはミスリードというより電力会社などに
結局は肩入れしているだけで過大評価。

これからは、残念ながら大きなものを大量生産し
大量販売する分野は新興国に譲り
たとえばCPUのようにダンボール数箱で数千万円、数億円に
なるような資源も電力もスペースも保管スペースも
ロジスティクスもあまりいらない方向
さらにノウハウそのものシステムそのものを
開発し運用して利益を上げる方向に向かうべきでしょう。

言われ始めたずいぶん経ちますが陸運や海運に頼る
重くて大きな商品ではなくジェット機で運送して
利益が出るような小さく軽く単価の高い物を扱う。

それさえすでに時代遅れとなってきて
先を行く国ではクラウドサービスなど輸送そのものが不要な
それでいて根幹を支えるサービスの提供へと
産業をシフトしていっています。

日本はおかしな規制が多すぎてクラウド分野には
ほとんど参加の余地がありません。
ならば、その周辺や決済などまだ欧米で進んでいない
そういう分野に集中していくべき時でしょう。









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