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2011年3月3日木曜日

amazon AWSデーターセンターが東京にオープン

クラウドという言葉が流行になった昨年。
ビジネスではamazonのAWSといわれるレンタルサーバーの一種が流行しています。




通常のレンタルサーバーでは、サーバーの機能のごく一部を借りるだけです。
具体的にはハードディスクスペースとホームページ機能とその強化版。

それだけではできることが少なすぎるためVPSというサーバーそのものを小売するサービスも人気です。サーバーでできることは基本的に何でもできます。

初期費用が高めで、月額費用は格安なものから高額なものまで様々。
自由度が高くて良いのですが欠点はどれくらいの金額のサービスを契約すればよいか判断がつかないこと。
先日も、身売りした「さくら」の経営者の方がブログで廉価なVPS3社についてサービス比較をコストに重点置いて書かれていましたが、どれを選べばいいか難しいところです。

というのも、自動車を買うのと同じで、契約したらそれを使い続けるしかありません。
性能が余っていたしても高い代金を払い続けるしかないし、運用くサービスがヒットして利用者が増えるとサーバーがダウンしてしまう。対処しようにも簡単には行かず、上位のサーバーを契約して・・・
人気が衰えると高額な利用料だけが残ってしまう。

AWSが大人気なのは、ちょっと割高ですが、タクシー感覚でつかえること。
必要なときに必要なだけ契約できる。
人気が出たら契約数を増やせば性能が上がり、人気が衰えたら減らせば良い。
この辺をもっと動的に利用数に合わせて変更できるようになれば素晴らしいのですが、競合が殆ど無い現状では、まだ望み薄いです。

そのAWSは世界4箇所に展開されています。

日本からはアメリカなどのデーターセンターを使うことになります。

Internetだから世界中どこにあっても同じ。

理論上はそんなふうに感じられるでしょうが、地球は意外にも大きいのです。
電波や電気が伝わるには、十分に大きすぎて時間がかかるのです。
しかもそのままでは減衰して伝わらなくなるので何回もいろいろな機器を通過して信号を増幅する必要があります。

そういう事をすると若干ですが時間がかかります。

結果として海外のサーバーを使うとサービスのレスポンスがかなり悪化します。
ボタンを押してもすぐに反応しない。

人間はものすごく良く出来ていて、この違いをはっきり感じ取ることができます。

日本にデーターセンターができたということは、AWSを使ったときのサービスレスポンスが向上するということでとても良いことです。

反面、日本は設備費用も人件費もアメリカに設置するのに比べ倍近くも高コストですから、価格面での魅力がなかなか出にくくなるかもしれません(安くならない)。

競合サービスが多数出てコストが下がり、商品の魅力も増すことを期待しています。


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