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2011年3月28日月曜日

アイディア:放射能防護服

放射線が強すぎて作業ができない、できても健康被害が不安。
数分しか作業できず効率が全く上がらない。

放射線防護服と一般に言われているものはタイベックス製の単なる作業服でCPUなどをつくる工場のクリーンルームで着用するものと大差ない。
放射線をシャットする機能は事実上なく、放射能(放射線を放出する微粒子)が人間に直接付着するのを防ぐ機能しかありません。

では、諦めるのしか無いのでしょうか。
そこで考えてみました。

条件は放射線の多くが遮断できて、かつ、短時間で生産可能なこと。
ある程度の量産が可能なことです。

宇宙服が使えないかと思いましたが無重力で使う前提なので100キロを軽く超えていてとても地上での作業には使えません。

放射能には大きく分けてα線、β線、ガンマ線、X線があります。

α線は紙一枚で防げるので何でも着ていれば大丈夫そうです。
β線がプラスチックやアルミニウムで遮断できり。
ガンマ線は分厚い50cm以上のコンクリートか10cm以上の鉛の板が必要。

シーベルトやベクレルといった放射線の強さは言われますが放射線の種類が公開されないのでなにを遮蔽したらよいかわかりませんがα線はウランの漏洩試験も追求されるまで使用としなかったので考えていないようで、β線とガンマ線のなにがどれだけ放出されているかが問題になります。

50cm以上の厚みのコンクリートなど体につけて行動するのは無理です。
ロボット操作にしたいところですが、放射線が強いところでは精密機器はほとんど使えません。
311東日本大震災の少し前にtwitterでロシアの原発がスイッチだらけなのは合理的な設計かもしれないと指摘したのはまさにこの部分です。

完全を期すと何も出来ないのは間違いないので少しでも減らす方法を考えてみました。

アルミニウムやプラスチック、水が放射線を遮蔽するのに良いようで、これらをsy具に扱えて大量に入手でき加工も出来る素材を考えてみました。

答えはボンカレーなどレトルトパウチ食品に使うフィルムです。
フィルムとアルミ箔がかさり合わせてできています。
溶着といい、加熱することで接着することができ水でも油でもニクでも野菜でも漏れないように保存できます。
アウトドア用の防水ジャケットをなどを作るような要領でレトルトパウチ用のフィルムをさらに複数重ね合わせ、できればあいだは空気ではなく水を少量入れて服の形にすればタイベックスのように放射能のホコリを付着させないだけというのより一歩踏み込んで、若干ですが放射線を減少させてくれそうです。

作業性を落としますが軽量化のためにもボディー部分をヘリウムなど入れ風船のようにふくらませるのも少しでも効果はあります。放射線発生源からの距離の二乗に反比例して放射線は弱まりますから空気中に浮遊している放射性物質が多少でも遠ざかれば、単位時間に受ける放射線もわずかですが減ります。

なくすには程遠いですが、さりとて今よりは良さそうです。
今後原子炉の解体をするにしろ、なにをするにも強烈な放射線の中で作業が必要になります。
他の原子炉を廃炉に持ち込むならばさらに多くの被爆者を産まないように、放射線を少しでも遮蔽し作業してくれるひとを守る方法を考案する必要があります。

また、造血器が集中する体幹部分はできるだけ多くの遮蔽材で守るようにするなどの工夫も必要です。

思いつきレベルで、何%ゲラせるのかわかりませんが、気休め以上の効果は期待できますし生産することはそれほど難しくありません。



また、時間はかかっても遠隔から操作できる高放射線下での作業アクチュエーターなどの開発と実戦配備も必要で、完成すれば実績が出せますから海外への販売も可能でしょう。
広く試作機などを公募して実戦テストしてみるべきときです。

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