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2011年3月28日月曜日

蒸留器や浄水器販売にご注意を

半分冗談めかして書いた水道水は蒸留すれば良いという話。
なんとアコギな商売している人がいるとの情報が入りました。

蒸留器を販売しているそうですが浄水器ともども危険なのでやめましょう。
浄水器に付いては書いたあとで専門家も同じことを異口同音に書いていました。

結論を言えば浄水器は効果がないものがほとんどで、効果のある浄水器と蒸留は、出来上がった水は安全性が高まりますが、ふるい集められた放射性物質が怖い。
1トンの水に100ベクレル分の放射性物質があったとしましょう。
これを蒸留したり浄水して、フィルターや煮詰まったものが1グラムになったとすれば1トン(1t)は1,000キログラムで1,000,000グラム。つまり100万グラムです。
これを1グラムに濃縮できれば100万倍に濃縮されることになります。

もしも放射性物質がはじめ100ベクレルなら100万倍は1億ベクレルになり、福島第一原子力発電所のタービン建家などで作業員が近づけなくなったという汚染水と同レベルの強烈な放射線源となります。

1トンは極端に感じるかもしれませんが風呂桶に3~4杯前後です。
ほんとうに効果の高い浄水器で蒸留したら大変な濃度になってしまうし、蒸留すれば現実にそれくらいに濃縮されてもおかしくありません。

お金を騙し取られるどころか、万一効果があっても濃縮してしまうと命に直接関わりますから危険過ぎることはやめましょう。


粉ミルクを数回溶かす程度のこととして書いたのですが、そういう危険な商品を本気で売りまくる人がいたのには驚きました。下水に流すのも被害を広げるだけなので絶対にしないでください。
それに高確率で自宅の配管内にとどまり被爆するのは自分ということになりますし、そんなに高濃度にしてしまったものを持ち歩いたりしたら、被爆量は大変なことになります。

1トンが1リットルでも十分に詰めてしまえば同じことになります。
猪瀬副知事だったかきれいな水で二倍に薄めればベクレル値は半分になると朝まで生テレビでいっていましたが、まさにその逆も真ということです。



危険性を示すために極端な例を書いています。
東京で高性能な浄水器を使っても今の量ならすぐには問題でないと思いますが、含まれる放射性物質の量を計算してみると本当に浄水できた場合、そのフィルターは大変危険なものになりえるので、お使いの場合はゆっくり計算してみてください。業務用などで一ヶ月に100トンなどという水道水を蒸留している場合は、メーカーに相談されたほうが良い数値になります。今までは目づまりを心配すればよく、フィルターの定期交換で済んでいましたが、放射性物質が濾過できる場合には真剣に危険性を計算してみるべきです。

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