楽天

知っておきたい助成金・給付金

2011年3月4日金曜日

中国の日本買い占め、焼け太るのは誰だろう

Japan as No1ともてはやされた日本はバブル全盛。
多くの企業がアメリカの有名なビルや企業を法外な価格で次々に買収していきました。

時が経て失われた10年などと言われ政権交代でさらに悪化したような日本は、当時のアメリカのように中国の人々に様々なものを買い占められています。
地方のスキー場周辺のような場所や島の旅館街など、日本人は誰も見向きもせず値段表こそあってもそれは固定資産税を召し上げるためだけで、買う人はだれもいない様なところがほとんど。

それでも中国から見れば細かな事情はわからないだろうし、土地は国家のもので使用権しか変えない国から見れば魅力的な投資対象に映るのでしょう。

日本ではお役人の大失策からバブルを軟着陸させるどころか経済を完膚無きまでに破綻させました。
市場価格を無視して購入した海外物件は二束三文で現地の人の手に戻って行きました。
巨大な差額はそのまま利益としてアメリカに落ちていきました。

さて、日本では誰も買いそうにない土地や企業が買われ始め、テレビニュースでもさぞ国家の一大事のように報じられています。
森林原野を買ったもらって何が悲しいのかよくわかりません。
開拓されると水資源が・・・
野生動物が・・・

西武グループが健在の頃、日本各地を買い占めて広大なスキー場とホテルを建て、山を削り崩し考える限りの自然破壊を繰り広げていましたが、今では規制もでき、なにより観光収入も当てにできなければ、そういう投資はできません。逆に海外のひとばかりが利用するとしても、日本に一度降りれば高額な交通費から始まり食材も電気ガス水道も全部日本製を使うしかありませんから、それなりのお金が日本に落ちます。売上には日本の税金をかけられるでしょう。

バブルが崩壊して撤退すれば二束三文で戻って来ます。
かの国の景気が良くなっても悪化しても、紙の上の所有者名義が変わるだけのことで損をするようなことはありません。

損得ではなく日本の土地や企業の所有名義が他国のものになることが許せない。
そ言ういう意見もあるのかもしれませんが、海外の製品を購入してばらし模倣して輸出することから始まって明治維新以来一貫して日本が行って来たことをまねされているだけ。
もしかしたら単なる近親憎悪なのかもしれません。

世界経済全体で見ると破綻寸前の中、中国だけが後継機というのはおかしな現象です。
第二次世界大戦後にも一国だけそんな国がありました。
日本がフューチャーし続けたアメリカ合衆国です。

当時生産の国家であったアメリカはまさに破竹の勢いの今の中国そっくりです。
そして豊かさが本物に近づく中で生産拠点が海外に移転し架空経済しか残りませんでした。
中国も国土は広大でレアメタルまでありますが、国土の大半は砂漠地帯。
あるいは山脈であり大河がありながらも全体としては水不足。
世界最大の人口を抱えてこれから成長期なのにすでに食料品は輸入に頼ってしまっています。
日本は一億をかける人口で経済が豊かになる中マグロでも牛肉でも国内生産など賄えず輸入に頼るようになりました。15倍以上もある人口を抱え、当時の日本以上に貧しい人達が一気に豊かになろうとすれば、食料品始め物不足は申告になり一気に暴騰し輸入もままならなくなります。

食料品を買うのが精一杯になり工業製品は売れなくなる。
食料品の輸出は自国民の需要さえ満たせないので難しく特異の工業製品も売れなくなればあっという間に外貨も底をついてしまいます。

経済的に崩壊させずにすむとすればソフトランディングを図っていくしかないのでしょう。
あるいは世界中の景気を上向かせ、海外の消費を増やすかです。
どちらにしてもいまの状況が急激にすすことは考えにくく、日本が買い占められるということも含めて杞憂でしょう。

むしろ適当に、日本人が買わない場所や企業を買い取ってもらい、二束三文で買い戻すのが商売でしょう。

神田明神や浅草寺が買われたら、さすがにどうかなとは思いますが東京タワーや帝国ホテルなら別にそうなっても経営がまずいだけだとしか感じません。

10年か15年後の経済評論家と言われるひとが、当時もっと売り込んでおけばよかったとしたり顔で解説している気がしてなりません。

買い占めているのは隣の国だけでなく欧米からも投資家グループが買い占めを行っているそうです。少しでも利益になると思えば切り売りでもなんでもする彼らのほうが不安です。

0 件のコメント:

コメントを投稿