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2011年7月21日木曜日

福井の原発2基 検査で停止へ、次々停止する原子炉で困る人笑う人

福井県にある原発二基が13ヶ月毎の検査で定期停止へ。
稼働中の原発が徐々に減っています。

さて、原発停止で笑う人となく人がいるとおもわれます。

一番泣くのは、園周辺で生計を関連売上に頼っている人でしょう。
農家などのような支援や保証もなく転廃業を考えるしかないでしょうが立地的に難しい人も多いでしょう。

次に泣くのは良心的なごくごく普通な一般的日本人。
節電しろと電力会社や政府から命じられるまま、酷暑の中ひたすら耐え、請求書を見ると自動的に電気代は値上がりし続け、ふんだりけったりです。

原発が停止すれば安全かのように言う人も未だいますが福島第一原子力発電所の4号機は定期検査で完全停止していて炉心には燃料もありませんでしたが、ご存知のように大変危険な状態が続いていますし大量の放射能をまき散らしています。
飛行機なら空港に着陸させればそれで危険はなくなりますが、原発は停止しても数年はいつなんどき壊滅的被害を及ぼす事故を起こすかもしれない状態が続き、冷温停止してからも数万年は非常に高濃度の放射能原であり、数十億年は大量に含むウランが近寄ることなどおぼつかない高濃度の放射能を持ち続けます。

良心的な人にとっては、数万年の問題が若干短縮される程度で本質的な危険性はむしろ、停止したことで安全な如く言われ安全施策がないがしろにされますから、より危ない状況になってしまいます。


一番笑う人は関西電力など原発を運営している会社やその幹部、自民党でしょう。
停止による痛みは実際のところ感じることはなく、もしもあれば良心の呵責だけ。
原発が停止したら電力供給できないと大口需要家=最大のお得意様への供給を一方的にカットし、企業や家庭に節電しろとおどすだけでよいのですから。そして本来なら大赤字になるはずのところ、原油などを購入してアップする原価は、そのまま右から左に消費者に転化して終わり。
それどころか、原価に一定の利潤を上乗せすると法律できまっていますので、原価が上がれば上がるほど儲けが出る電力会社にはたまらないおいしい仕組みができあがっています。

原発も周辺にかかるコストは莫大で、実際の発電原価は数倍かもしれませんし廃棄コストを考えると数万倍かかってもおかしくないのですが、とりあえずつくってしまえば儲かります。なぜなら総コストに法律で決められた利潤を上乗せして消費者に請求する仕組みなので、将来への負担を積みませば積み増すだけ利益が増大する面白い仕組みになっているからです。

たとえば10兆円コストがかかっていて600億円の利益だとしたら
コストが100兆円に膨れ上がる工夫をしておくと利益はそのまま6000億円に引き上げられます。
原発導入は、最悪の事態を迎えても最良の結果を得られても電力会社だけはどちらでも利益が上がるすばらしいアイディア商品。

消費者からすれば成功した時だけメリットがあり、失敗すれば膨大なコスト負担を強いられるのですが、そうしたことはいまなおひた隠しにされ続けています。


発電と送電を分離しろという似非経済学者のTwitter使いもいますが、原発が携帯電話より安全とかタバコや自動車より安全だとか数字のトリックで周囲を煙に巻くばかり。発電を分離しても意味はなく、原価プラス利益という、まるで初期の共産主義そのものの構造を廃止してコストが増えれば給料が減り年金が減り解雇しなくてはならないという普通の企業体に戻さない限り正常化することはないのでしょう。

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