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2011年7月5日火曜日

マネーの虎の安田久さん経営「エイチワイシステム」が1億8200万円の負債を抱え倒産

マネーの虎といえば一時代を築いたテレビ番組。
出演者はどの人も二癖も三癖もある変わった人(というより変人とすなおに表現したほうがあっているかもしれない)。

上から目線で出資を求める人に言いたい放題だった彼らだが、経済の悪化の波には勝てない人が出始めた。
安田久さんは食関係なので生き残る確率は高いのではないかと考えていたのだけれど意外にあっけなかった。




多店舗経営は、一旦繰り出すと修正が効きにくい。
一店舗であれば、支出を減らして逆境の時代を切り抜けるとか、メニューなどを見直すといった抜本的な対策を取れるけれど他店舗経営ではコストの中で大きな割合を占める人件費を削りにくく売上が落ち込むとあっという間に赤字に転落しかねない。しかも、各店舗でメニューもコンセプトも変えるという大胆な戦略は周囲の批判通りやはり無理があったようで、改善策を取り用が無くなってしまったのだろう。

本来、安田久さんの多店舗経営は、コンセプトが違う店舗を揃えることで流行が衣服並みに激しく変わる食の世界では逆に全体としての抵抗力を持てるという強みがあるはずで、利益率の高さと相まって時代の荒波を渡り切る可能性が高いと考えていたのだけれどリーマンショックなど外食そのものが否定されてしまう時代を突然迎えてしまうと対抗策が取れなかったのかもしれない。弁当なり仕出しなり内食にあわせた展開をするのも、店舗数が多すぎて指揮が取れなかったのかもしれない。

食という分野はどんな時代になっても必須だし、流行に左右されないよう多様な分野で展開するのはグループ全体としては生き残りやすい戦略であることは今も変わらない。次の展開を規定しています。

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