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2011年8月25日木曜日

なぜ今!?スティーブ・ジョブズがアップルを去る日程の不思議を考えてみる

昨日島田紳助さん引退の話題が日本を席巻した。
はるかに大きな波が今朝から世界を覆っている。
それはアップル創業者にして見事すぎる復活をもたらしたCEOスティーブ・ジョブズの引退ニュース。

さて、なぜこんな半端な時期に突然スティーブ・ジョブズは引退を発表したのでしょう。
世紀のプレゼンテーションの天才とも呼ばれるスティーブ・ジョブズが、なんの考えもなく準備もなくこのような重大すぎる発表をおこうなことは考えにくいです。

スティーブ・ジョブズがアップルCEOを引退するというニュースはiPadの次ぎにくる商品の発表よりもはるかに大きなインパクトを全世界に与えます。

前回肝移植のためにCEOの職をクックに預けたときにはiPhone3GSの発表がありました。
クックの業績的に書かれることもありますがスティーブ・ジョブズからプレゼント以外の何者でもないでしょう。

とすると、引退にあたって考えられるのは
iPhone5ではなくiPhone4Sの発表かもしれません。
iPad2Sの発表かもしれません。

もしかしたらiPhone5発表と、間をおいてのiPad3の発表かもしれません。
それであれば今後半年から一年はクックと同僚たちが成功の美酒に酔い、世界に対しスティーブ・ジョブズなくともアップルは健在というイメージを植え付けられるかもしれません。

もっとびっくり箱を準備しているかもしれませんが、それはスティーブ・ジョブズ以外にはヒットさせるのは難しすぎるのでおそらく、引退からCEO引継ぎを矢継ぎ早に行い、落ち着く間もない頃にiPhone5発表。
好業績の間にiPad3という既定路線での商品展開を進め、その間に次代を担う幹部たちによる次なる商品の展開が行われるのではないでしょうか。

強烈な指導者を失うことで今までのような理念に基づいた商品展開と競合との戦いという構図は終わりを告げそうな気もします。

宿敵化しつつあったAdobeとの関係はAdobeがFlashからHTML5へとかじを切ってくれたおかげでほこを収めやすくなりました。
もしかしたらこれが最大の理由だったのかもしれません。

また、Googleによるモトローラーの買収も大きいのではないでしょうか。
サービスしか作れないGoogleはワンストップで全てを提供しコントロールしてきたアップルにとっては脅威ではありませんでしたが、その気になればいつでもワンストップで行ける状態になり、さらにHPの製造部門を入手できる可能性さえ生まれてしまいました。大きすぎる敵になってからでは引退は考えられません。アップル最強の今が幕を引ける最大のチャンスであり今後を託す人たちに全てを与えるチャンスと写ったのではないでしょうか。


・次のリーダーの業績と出来る商品が準備できている(iPhone5、iPad3)
・強大すぎる敵が出現する前にバトンタッチしておきたい(Google生産部門取得&特許取得)

この大きな2つの要素が今引退するという決断に至ったのではないでしょうか。





スティーブ・ジョブスを知り、そのノウハウや本質を吸収し活用するにはこの二冊は特にお勧めです。分厚くて持ち歩いて読むには不便すぎるのでデジタル書籍化を強く期待しています。



PIXARはさすがに上手くいかないだろう、やり過ぎと思ったものですが彼のタレントはむしろITなどではなくクリエイティブそのもので、数あるディスニー映画の中でもピクサーが作品を提供するようになってからの大ヒットは大半がPIXAR作品になったことでも創造性のすばらしさとチームを運営する能力の高さをみせつけてくれます。



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