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2011年8月19日金曜日

蛍再生技術が放射能汚染除去にも活躍しそう

ホタルというとこの季節どうしても映画の火垂るの墓が思い出されて涙ぐんでしまいます。
冬なら、「ルールールー♫ルールールー♬」あのころはかわいかった北海道の蛍ちゃんは黒岩さんのお嬢さんでキタキツネを読んでいる姿が思い浮かんでほのぼのできるのに。

さて、ホタルはすんだ水でないと生存できない昆虫です。
幼虫時代水中で過ごす為ですが、絶滅の危機に瀕したホタルを救うには水の浄化が肝になります。
ホタル博士こと東京板橋区のホタル生態環境館の館長を務める、阿部宣男さんも必然的に水の浄化に取り組んでこられたお一人。その成果が福島第一原子力発電所事故に活用できると考えていらっしゃる。

お考えの中で一番重要な部分、前々からずっと書いていますがゼオライトなどの多孔質材料で吸着させると放射能の体積が何千倍にも膨らんでしまう問題が大きいんです。
少量の放射能ならいざしらず、今回は膨大な量を処理しなくてはならないのでウルトラマンを数えるような単位の放射性廃棄物を生み出し続ける今の処理方法は愚かに過ぎます。
すぐに廃棄問題に行き詰まります、まさにそれは浄化したいのが汚染水が増えすぎて準備したタンクからあふれるという問題でしたが今の対策は一時しのぎで、水であれば蒸発させれば放射能だけにできますがゼオライトなど多孔質はすでに焼成した結果の生成物なのでおいそれと体積を減らす方法がなく、そのままさらに体積増やして水ガラスでも入れて固化させるしかありません。最終的に東京ドームを何杯満杯にする気でいるのか先に公表して欲しいものです。

話戻って東京板橋区のホタル生態環境館の館長を務める、阿部宣男さんの方法はそういう馬鹿らしい方法は山中では採用できませんから、より合理的な廃棄物の少ない処理方法を開発されています。

昨日あたり運用始まった国産のろ過器も結局ゼオライトだよりと事の本質を何ら解決していません。

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阿部氏が有効だと唱えるのは牛骨炭だ。ストロンチウムというのは、カルシウムに似た性質を持ち、骨炭に含まれるカルシウムがストロンチウムを吸着する効果が期待できるとし、「骨炭も多孔質の構造だが、ナノ純銀を付着するための担持材として用いることで、双方の相乗効果による優れた放射性物質のろ過材となりうる」と説明する。

無残に殺戮した牛たちの死骸をせめて有効利用してはいかがだろう。

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