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2011年8月25日木曜日

出版社滅亡への序曲

出版社が自らの利益だけを追求し著作隣接権を主張しています。
著作権とは何らかの著作活動を行うと自然に発生する著作者の権利であり保護の程度こそ異なるものの世界的に認められたごく当然の権利です。

とはいえ、Android対iPhone・iPadで起きているように特許という著作権の一種が商戦の主戦場になってしまい、結果的に消費者には価格上昇や商品が入手できなくなるという不利益しか産まないという非常に困った存在でもあります。
しかし権利が保護されなければ産みの苦しみを味わいつつ人生を¥のすべてを掛けて発明や執筆活動、芸術に全てをかけてくれる人は大きく減ってしまいます。
※著作権といった発想そのものがない時代でも多くに芸術家が収入のすべさえないのに芸術活動に人生を捧げてきました。著作権や特許権がないと芸術や創造活動がなくなるというのは恐ろしいデマでしょう。

さて、日本は世界に冠たる企業に対してのみおかしな権利を認める国です。
それを最大限活用して消費者の利益を無視した制限がおおっぴらに広く行われ企業収益を上げている現状を更に悪化される欲望の発露として出版社から書籍への著作隣接権という意味の理解出来ない権利の主張が行われています。

ところで、この主張がおそらく通るのが日本の役人と政治家の世界ですが、それは出版社に利益をもたらすでしょうか。
既存の作家の多くは自分で稼ぐことを知りませんのでそのまま出版社の言いなりになって人生の残りをおとなしく送ってくれるでしょう。

しかし、漫画界のように公然と巨大出版社に反旗を翻し自らの作品をネットで公開する作者も現れています。











出版社経由で出版したら音楽業界同様自分の執筆物の権利が事実上すべて出版社に握られブログで公開することさえ筆者にも許されない。まして絶版にされてしまった本や雑誌に一部掲載されただけの著作物もネットでさえ公開できなくなったら自分の作品のコントロール権を一切失い人目に触れる方法さえなくすかもしれない。人目にふれることが出来るかどうかは出版社様の御心ひとつという江戸時代の悪代官様に首根っこ抑えられたお百姓さんのようになってしまう。

そんなことを望む作家が今後も出てくるわけはなく、むしろ音楽業界同様新人発掘なんに喘ぎCDも売れずダウンロード販売も日本だけ不振という同しようもない時代を迎えてしまうでしょう。

作家志望の方は、出版社に持ち込む代わりにアマゾンなどで自前での出版を行うほうが印税が数%しかもらえないといった江戸時代のお百姓さんよりひどい搾取を受けることからも解放され、読者もより多くの作品に触れられる素敵な未来が来るかもしれません。


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