楽天

知っておきたい助成金・給付金

2011年9月9日金曜日

FileMaker カンファレンス 2011 11月9・10開催

知っている人は変わり者に近かったFileMakerもiPhoneの爆発的ヒットで多少知名度が上がってきた。
カード型データーベースの古手でアスキーのThe Cardのようにすこしずつ進化していまではSQLに近いデーターベースになっている。
もっとも、このような変化を遂げたものは基本構造の問題からパフォーマンスに難点を抱えるものが多く、スケーラビリティーなどを求める用途には向かないと考えたほうが無難。
しかし、RDBと呼ばれるSQLベースのデーターベース管理システムは、パフォマンスは良い反面開発しにくい。

どうしても、業者に依頼してアプリケーションを作ってもらうことになってしまう。
仮に社内で作れても相手が業者ではなくIT部門になるだけで、むしろ受発注関係に内分自由度がないことのほうが多い。
まあ、使いにくくやりたいことができない割にお金がかかると言い換えるといいかもしれない。

DOS時代、RDB屋だったのにちょっとした受発注システムまではカード型データーベースで構築していました。
理由は圧倒的な生産性で、RDBで作ったら一ヶ月ではきついシステムもマスターまで自分で入力して一昼夜で仕上げ、マニュアル作成と導入し同入れても一週間(6日)で終われるくらい開発生産性がよく保守というか改造も簡単でした。
※改造はたぶんRDBのほうが自由度が大きくてできることは多い。カード型だとスクラップ・アンド・ビルドになってしまうことになるきもする。

FileMakerは高いのが気に入らないけれど、カード型データーベースの直ぐ始められる部分をまだ残していて、自分の使うものを自分でサクッと作って使うという用途には向いている。そういうときマイクロソフトのAccessでもいいけどあれは生産性が低いのと拡張性が低すぎる。SQLサーバーに移行することで無限に拡張できるもののコードは作り直しになることが多い。その点、上限は低いもののAccessよりは複数人での利用に耐えるFileMakerは企業部門内での利用にも耐えられる部分がある。

さて、そんなFileMakerが11月の9~10日にカンファレンスを開きます。
詳細はサイトを見ていただいたほうが早いので割愛しますが基本カンファレンスは無料で受講でき、入場時にチェックしないから時間を撮られないというのが何よる嬉しい。その分早い者勝ちでゆっくりしていると座れないらしい。

関連リンク:
FileMaker カンファレンス 2011

場所は東京のフォーシーズンズホテル椿山荘 東京




今一番の魅力は簡単にシステムを作れるというものより人気沸騰中のiPhone&iPad向けシステムを作りやすいということに尽きるかもしれません。
内部のシステムもFileMakerが基本でしたし専用のツールも販売されています。
テンプレート的なものを販売するだけでも一定のビジネスにはなりそうです。


Mac用の簡易版でこのiPhone版がiPhone販売まもなくから提供されています。






使用するパソコンごとに購入するので結構高い。
とはいえ、マイクロソフトのAccessも高いので高止まりしている。
上位バージョンではwebアプリケーションを構築できるので利用者が増える環境では開発する人というまパソコンの台数を制限してブラウザーベースで使うのもいいかもしれない。
でもそれだと自由に加工して直ぐやりたいことができるFileMakerの良さをスポイルしてしまうので使い方は利用部門内で十二分に検討したほうがいい。
逆に自由度が高いから、うっかり者が居ると全システム破壊されたりデーターを失う可能性もあるので便利さと危険はトレードオフ。
本格的に使うなら使い方くらいは専門家に相談することをお勧めします。

0 件のコメント:

コメントを投稿