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2011年3月4日金曜日

iPad2のふしぎ1

iPad2が発表されてはやくもまる一日。
評価は概ね好意的なものが多く、むりやり期待はずれになってしまった革新的な変化がなかったことには触れないようにして、できるっだけいいところを探そうという、日本のマスメディアにしては珍しく良い方向での報道が目立ちました。

やや天邪鬼なので、今回はあえてだめじゃん。
素直な感想をかきましたが、あれだけ薄くして軽くしてCPUのコアを二倍にしながらバッテリー保持時間はおなじというのはすごいことです。カメラも両面取り込んでいます。

カメラに付いては、動画カメラなんでがっかりしたのはないしょです。
普通は静止画用のカメラユニットが内蔵されきっちりした写真が撮影できます。

Xperia arcの背面照射型なんてコンデジでも撮影できない薄暗がりの中、焦点は合うし撮影もバッチリ。しかも次の撮影までの時間も短い。なにより撮影していない状態、つまりモニター上でも真っ暗なはずなのにしっかり対象物が見えているのは、もう無理しすぎでしょうと、そこまで頑張らなくてもいいのにと、もしもカメラユニットや映像処理周りの人がいたらほめたたえずにはいられないところでした。
呼んでくれると言われたのですが、褒めてしまいそうでけはずかしいのでご遠慮しました。

そんなカメラがどんどんまともになる中、aipaddのカメラはwebカメラです。
総千円もしないで電気街に並ぶあのwebカメラです。
※そこまで安物ではないでしょうが。

静止画はどうやって撮影するかというと、動画のスクリーンショットです。

ダメとは言いませんが、とりあえず静止画もどきが撮れるだけ。

カメラを搭載するなら、せめて背面くらいはまっとうなカメラユニットを搭載して欲しかった。

好意的な報道ばかりで。iPadのようなタブレット端末で撮影しないというひともいます。
それならはじめから要らないですね。
iPadのままで良いわけです。

GALAXY Tabで撮影すると大画面で撮影する良さがわかります。
フィルムカメラでも35ミリはもともと入門機です。
本格的な撮影シーンでは大判カメラを使うものでした。

レンズやフィルムの進化で35ミリでもとりあえず通用するようになっただけのことです。

本格的に撮影するときは、35ミリのままでは仕方ないので、インスタントフィルムを使ってその場でプリントに仕上げて確認したりします。
4インチくらいの液晶では、まだ小さすぎるんです。

iPad3もきっとカメラは向上しないでしょう。
なぜならiPhone4にいたっても光学倍率のあるレンズは使われませんでした。
デジタル技術での加工がお好きなようです。
それはそれで良いのですが、エンタメ系をメインに据えるなら問題だというだけです。


新商品やサービスをみたときはまず褒める。
良い点を見つけて勧める。

はじめは問題を探せばきりがなく、そんなことをすれば芽を摘むだけです。
だから徹底して応援する必要があります。

さて、ある程度定着始めたら、そのまま甘やかすようなことをすると提供者のためにも利用者のためにもなりません。
一回は我慢しても、次がなく、三作目ではすべてご破算になってしまいかねないからです。

困ったことに成功し始めるとおもねるひとばかりになります。
そんなタイミングでこそ、良いところはさすがとたたえつつ、是正すべき核心の部分だけは嫌われようと突いていかないと、今度はごまかしてしまうことが成長の芽をつむことになります。

iPad2は、そういう意味で成功しすぎて周囲が本当のことを言えない裸の大様へと成長してしまったようでとても心配です。

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