3.11東日本大震災で深刻な問題の一つが電力不足です。
そして電力問題が語られるとき当たり前のように言われるのが電気は貯められないのヒトコトです。
本当でしょうか。
何事も疑問をもつことが大切です。
電気力を直接貯める方法としてかなり古くから考えられているのが列車では実用化が進んでいる超電導技術です。
超電導で注目を集めているのは電磁石であり、それを使った超高速鉄道ですが超電導の本来の意味は電気抵抗が事実上0になるという特性です。
電気は流れるときに抵抗がどうしても存在し、電気エネルギーが熱に変わり失われていまいます。
そこでもしも抵抗がゼロだとどうなるか。
抵抗がゼロであれば電気はそのままなくならることがなく電線中を移動し続ける。
無限に長い電線を準備すれば電気を閉じ込める、つまり保存できる。
巨大な超電導コイルを作れば電気がそのまま蓄えられそうだという考えがありますが超電導高速鉄道のJRのように湯水のように研究開発費を使える企業がつかないため理論のはじめの方で止まっているようです。超伝統鉄道が可能であるなら実用化できそうなアイディアです。
それ以外には電気のままで蓄積する方法はアイディアとしてもなかなかありません。
しかし発想を変えると色々と出てきます。
例えば冷暖房に使うなら、使いたい時にエアコンのコンプレッサーを動かすのではなくてもいいという考えから冷房なら氷を作っておく、暖房なら熱湯を作っておくという考えがあります。
水を使うよりよりエネルギーを蓄えられるコンクリートや岩を加熱したり冷やそうというアイディアもあります。
電気そのものを使えるのはフランケンシュタインくらいで、普段電気は動力や熱に変えて使います。用途が決まっているならそれにより適した形に変換して保存できればそれでよく、夏が貼るよりも大電力を消費する。具体的には1500万キロワットあまりも余計に電気が必要なのはひとえに冷房のためです。
であれば、深夜電力で一気に冷やしその冷気を日中使ってもよいでしょう。
大規模な設備になるのですぐ実用化は難しいのですが、電気は貯められないは思い込みで、使う形に変えて貯めることはできる場合もある。
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