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2011年4月20日水曜日

新型ヒートパックがなかなかよさ気な件



WBSで二度ほど見た日を使わないで温めるヒートパック。
古くは燗番娘が一部の酒好きには有名な技術で駅弁にも使われています。



石灰と水が入っていて開けると水と石灰が混ざり石灰が激しく反応して発熱します。
その熱を利用して日本酒や弁当を温めます。

この時の反応熱はそれほど高温でないため安全な反面、熱々のものを食べにくい。
またかなりの量の石灰が必要で商品全体が重くなってしまうというマイナスもありますしかさばるという問題もあります。
それでも非常食用などに準備できると裸火を使わずに食事を温めたり暖かな飲み物が飲めたり、赤ちゃんのミルクを作れたりと魅力があります。

協同というメーカーがこの欠点を改善した商品をつくりあげました。
それがモーリアンヒートパック ( 食材温め用 発熱パック ) Mサイズ, 3個セットなどモーリアんヒートパックとして売られている物。

3.11東日本大震災の救援活動中の自衛隊員が使っているところが放送されていました。

特徴は石灰よりも発熱量の大きなアルミニウムを使うこと。
反応温度が高く、かつ、発熱量も大きいので同じ量を温めるのに必要な発熱剤が少なくてすみ、かつ熱々の食事ができるのが魅力。

秘訣はアルミニウムはそのままでは反応しないので反応温度にまで引き上げるために石灰を使っていること。それまでメインの発熱剤だったものを、いうなれば着火剤に変え、より高性能な燃料を反応させるために使っている。

アルミの粉と石灰を混ぜて作っていました。
ここまで見せてしまうと配合は公開しなくても、おおよその見当付いてしまいますね。
どのみち、購入されればすぐ分析できそうで特許で守るくらしかできないのでしょう。

画像を見ると激しく湯気を吹き出していて、ちょっと危なくも見えましたが裸火ではなく、水を使っているので良さそう。

もう少し安ければある程度備蓄したいところですが、ちょっと高いかな。
赤ちゃんや子どもがいたら、リスクヘッジとして買っておくと思いますが自分だけだと固形燃料やサラダオイルを買いおくほうが用途も広いし使い慣れているのでいいかもしれない。
使う人によって選ぶべきでしょうね。

こういうのが向くのは乳幼児始め子どもがいるとか、痴呆が始まった老人を抱えているといった多少割高でも安全第一、裸火はなんとか避けたいという家族。あるいは、火を扱うとかアウトドア系にあまり馴染みがない方。練習あるのみとか。ぱっと見てわからないといけない部分もあるアウトドア系の道具は使う人を選んでしまいます。アウトドア用のヒーターとかストーブとか呼ばれるものなど火力が大きく重量お極限まで減らされていてなかなかいいものですが、ポンピングから始まり火をつけるだけでもノウハウ多すぎる。個人的にはそっちが好きだけど、もし自分が怪我でもして扱えないというとき、奥さんではとても扱えないのでカセットコンロにしました。家族構成を十分考えてラブ必要があります。



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