ecoの一環で注目されつつあった電気自動車。
ガソリン車やハイブリッドカーと違い、電池で動くので自動車自体は二酸化炭素co2を出しません。
発電所で集中して燃料をエネルギーに変えるため二酸化炭素などの発生も押さえやすい、原子力発電ならCO2発生はゼロ相当などとして今後を期待させました。
昨年は、わたくしもEVタクシーの試乗会にでかけ乗り心地と将来性をたしかめてきました。
発電所が津波や地震の大打撃を受け発電能力の25%以上を喪失してしまい、さらに発電総量の1/4程を占める原子力発電そのものにノーの声が高まっています。
すると発電能力は今後減る可能性さえあります。
ハイブリッドカーは自分で発電しているので、電力不足に無縁で燃費も良いことからこれからますます人気が高まりそうですが、EVカーはどうでしょうか。
ブロガーの中には、電力不足が叫ばれる最中にEVカー試乗、高速では無料で充電できたなどとはしゃぐ記事を書く人まで現れて、KYブリに驚かされていますが、深夜電力で充電すれば良いというのもこうしたひとを見る限り、あまり期待できないかもしれない。どうもEVカーは日本では存在をやめてもらったほうがいいよという方向にブロガーの行動が世論をマイナスに動かしそうです。
以下私見ですが、普通のEVカーは即座に補助金等は廃止するべきでしょう。そして公共機関での使用など充電を深夜など消費電力に余裕があるときだけ行えるよう管理できるだけに限定する。そんな方法を取らないと、所有者や運転しているひとと計画停電で被害いあっている人の間で不慮の事件が発生しないとも限りません。
わたくしが試乗に行ったEVタクシーは、一般のEVカーとは大きな違いがあり、これから日本で許されるのはこういうモノだろうと改めて考えています。
まるでアラレちゃんにでも登場しそうな乾電池式のEVカーです。
もちらん、アラレちゃんならでっかい乾電池を積むでしょうが、形は乾電池とは違い四角いもので、上からではなく車体の下から自動機で取り付けと取り外しを行います。
この良いところは従来であれば充電時間が見かけゼロなことでした。
タクシーなど車両の回転率が重要ですから充電に一日何時間も使えないと問題になります。
売上を維持しようと思えば台数を増量するしかありませんが台数規制もあれば、税金や維持費の問題もあって、台数そのものを増やすのは経営を圧迫するだけです。
EVタクシーは電池交換にステーションに戻るだけで数分とかからず交換できます。
いままでも、タクシーは独特の事情でガソリンや経由ではなくLPGを使うため専用基地で補給していたので、電池交換基地という縛りはあまり問題になりません。
この方式の新たなメリットは、自動車に直接充電しない、電池を使うということでうs。
充電センターなら管理は容易なので、無駄にしかならない電力需要の少ない時だけ充電するようにコントロールすれば、むそろ無駄になっていたエネルギーが有効活用されるようになります。
結論
従来方式のEVカーは即刻廃止する方向へ
EVタクシーで採用された充電池交換方式に大転換する
これによりCO2削減も継続でき公害も減らせ、かつ電力需給問題を悪化させず、さらに、発電に伴う効率の悪さ=発電され消費されない電力は消えてなくなる問題の解消につながります。
また、この方式は既存の自動車を改造することもできるので、トラックなどにも応用できると大気汚染の改善にもより貢献できます。
また、街中にガソリンスタンドというとても発火しやすい危険なものを置かなくしていくこともできます。
課題はリチウムイオン電池が使われていることで、電池自体が危険物であることと、レアメタルを大量に必要とすることです。風力発電やソーラー発電など小さな発電を効果的に行うためにも新たな充電システムの開発が急務になります。
EVタクシー方式の充電池もここまで標準化できるといいんですが、今の作りは自動車ごとに最適化しているようです。
本格普及のためにはモジュールの標準化を進め車幅などをもとに数パターンに収めてほしいもの。
3.11以後日本のエネルギー政策は完全に変えるべきである。
返信削除原発による深夜余剰電力を当てにしたEVへの補助金78万円は即刻廃止、大電力を使う急速充電には課徴金を課すべし。
ガソリン価格の半部を占める税金を払わない上に、各種の優遇税を受けるEV車には電力浪費税を付加すべきである。