枝野官房長官は現地作業者が通常の花粉症などで使うマスクでしかないところABC兵器に対応したガスマスクをつけた上にひとりゴーグルも付け放射能よけの白の作業服も着込んでいる。
それで驚いていると菅首相にいたっては宇宙服かと思うほどの完全防備、まるで潜水服だ。
ことばは嘘も真実も言い分けられるが服装は裸の王様が子供に簡単に見破られたようにごまかしが効きにくい。この写真だけを見て安全か危険かを判断するなら安全と判断する人には合理的理由を教えていただきたい。言葉でなんと言おうと、カメラの前でだけ野菜を食べて見せようと、その場所が安全か危険かの判断は、その服装が雄弁すぎるほど雄弁にものがったている。瞬間しか通過しないのだしスーツで通して欲しかった。風評被害なるものをトップが惹起してどうするのだろう。
さて、時事通信社の記事で同じように嫌なものを見てしまいました。
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母乳から微量の放射性物質=市民団体が検査-福島
福島第1原発事故で水道水や農作物から放射性物質が検出された問題を受け、市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」(村上喜久子代表)は20日、福島市内で記者会見し、福島など4県の女性9人の母乳検査で、茨城、千葉両県の4人から1キロ当たり最大36.3ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表水道水の場合1キロあたり100ベクレルが乳児に与えていいとされる3.11事故後に急遽変えられた日本独自基準です。
果たして与えて大丈夫なのか。
それ以上に外部から放射能(放射性物質)ではなく、人体から直接検出された核種です。
つまり、吸収しないとかすぐに排出されるとか半減期が8日とか生物学的半減期とか色々言いますが、そうした体内では減る要素を全部折り込み切った最後の最後、人体が消化吸収して血肉として、さらに母乳にまで変化したものからこれだけの放射性物質が検出されてしまった。
減る要素を全部合計したなら一体どれほど高濃度の放射性物質にさらされたのでしょう。
消化吸収率が10%以下という説もあれば、体内に取り込んでもすぐ排出するという話もあるし、元素としての半減期が8日なのだけは唯一間違いのない事実。
放射能を浴びた直後に母乳から検出されるわけもなく一定の量が放射線を出して安定した物質に変化したあとの残りからさらに排泄されていないものがこれだけ。
また、母乳ではなく血液で繋がっている胎児への影響は。
もととなる情報が詳細でないため信頼性は疑問が残ります。
たとえば、いつどこにいてどの程度被爆してきた可能性がある人たちなのか。
どのような方法で採取して検査したのか、方法によっては大気中の放射性ヨウ素が混入するかもしれません(そんな高濃度のところにいたらそれも問題ですが)。
検査機関がどのような方法で検査し、その信頼せがどの程度あるのか。
などなど様々な情報が欠如していますが、それは東電発表も大差ないですね。
しかし、時事通信社がサイトにアップする以上は会社としてのチェックは通っているのでしょう。
不安を煽るつもりもなければ、いたずらに騒いで欲しくもありません。
このような自体に陥った中で唯一できることは、よろ多くのできるだけ確からしい情報を集め、異なる情報を相互に比較検討し、妥当と思われる状況を自分で考察するだけです。
知り得た情報を確実にするにはこういう情報を得たと情報源と自分の判断を提示するのが確実さを上げる方法の一つです。
独りでは確認しきれませんが、多くの人が関われば確実性が上がっていきます。
あるいは、隠蔽していなくとも、故意ではなくとも、良かれと思い、あるいはなにをするべきか思い至らず、情報開示出来ていなかったことが次々に出てくるかもしれません。どちらかというと事実が公開されるだろうとを期待しています。
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