楽天

知っておきたい助成金・給付金

2011年10月11日火曜日

インクジェットプリンターの互換インク販売禁止に見るビジネスチャンス

インクジェットプリンターは典型的な消耗品ビジネスです。
ぷりんたーほんたいといんくがじつば価格では逆お転することさえ珍しくありません。
プリンターは赤字でも構わないからインクという消耗品を売って儲ける、という消耗品ビジネス。

製品を大量に売れるので製造原価を下げることもでき消費者にとっても買いやすくなる。
あまり使わない人もとりあえず本体は安いので購入できる。
なかなか素敵なビジネスモデルではありますが、プリンターを必要として買う人には消耗品価格が高くてつらい選択。
よく使う人があまり使わない人や販売店の利益のための犠牲にされている。

そう考えるとアンフェアーでプリンターの真の利用者に懲罰的な施策で累進課税の税金と同じ様な発想にもみえます。
そこでプリンターを大量に使う人は互換インクというものを利用する道を選択しがちです。
するとプリンターメーカーは利益を得られる所がなくなり商売上がったり。

インクに特許をかけて、互換インクを作れなくするという消費者を向かない芳香へと技術開発が進んでしまっています。
そして互換インクを作るメーカーに対し特許侵害という口実で訴訟を仕掛け販売を強制的にやめさせています。


関連記事:
非純正品の販売禁止が確定 キヤノン対応カートリッジ


今様の言葉に「だれとく」というのがありますが、まさにだれとく(誰が得する!?)んでしょう。
そのインク開発は利用者にとっては何らのメリットはなく、発生する高額な開発費や機種ごとのインクの非互換問題(プリンタ買い換えると手持ちのインクも使えなくなる)など孫ばかりする。


さてブログの件名に戻ります。
この状況誰にとっても得になっていません。
本当に使う人は使いにくくて仕方なく、おそらくプリントそのものをしないという方向に走るでしょう。

ではここでビジネスチャンス。

プリンターが高い。
インクが高い。

だから売れにくいし、おそらくぷるんたー離れが加速していく。

ならば安くて利益の出るプリンターを売ればいい。
大量に売ろうと思うから毎年新機種を出し買い替えを促さなくてはなりません。
そこでは大規模な開発費が必要で開発費だけではなく金型代なども償却できないうちに生産終了しなくてはならず、製造コストに占める直接製造コスト(原材料費)の占める割合が低下しているでしょう。

ですから国産車に対する外国車(欧州・アメリカ)のように新型発売までの期間を長く取り開発費や金型代などを極限まで引き下げる。
原価をより原材料費に近づけることで低価格で販売しても利益が出る構造にする。
そうすることでインクに過大な期待をかけなくてもすみます。
自動車に例えるならガソリンが専用タンクに入っていてトヨタ車ならトヨタのガソリンを、ホンダならホンダのガソリンを買わなくてはいけないようなもの。
インクは品質の保証はできなくても故障の可能性が出てもそれを承知の上なら自由に選択できるようにすればよい。
本体分の利益まで稼がせようとしなければ、本体出荷時に1セットは添付できるメーカーのほうが大量に生産できてコスト面で有利。
使う側も故障や印刷品質の不安を抱えながら互換インクを使うのは二倍とか10倍といった劇的な価格差があるからで、それが数%とか15%しか違わないとしたら危険を冒す価値を感じる人は少数派に転じるでしょう。

今からプリンアーを新規開発するのはコストがかかりすぎますし、なにより必要とは思えないほどの特許によってがんじがらめになっています。
すでに存在するメーカーにOEM提供を要請するのが参入するなら現実的でしょう。
販売力さえあれば可能でかつてIBMはエプソンのプリンターを大量に販売してくれていましたし、他にもそのような例は多数存在します。
無印良品ブランドとかトヨタブランドなどあってもいい気がします。






ある程度大量に印刷する用途ではインク代だけを考えると計算が狂います。
インクジェットプリンターでは頻繁にノズル清掃という処理がされ、インクノズルが詰まってしまわないようインクを吐き出しています。
また全面印刷をするときは用紙のサイズよりもやや広い範囲にインクを吹き出す必要があります。
これらのインクを回収する装置があるのですが、その装置、吸い取ったインクを乾燥もさせず液体のまま保存します。
レーザープリンターも同様にはいトナーボトルというのがあり交換品なのですが、ノズルメンテナンス用のインクを貯める部分は一般には小さなプラスチックのタンクでとても原価は安いものですが1万円前後交換に取られることが多いようです。おそらく新商品を購入したほうがよく、型式落ちがまだあれば同一機種を買いなおすほうがずっと経済的です。

一部のメーカーではこの機構効率化しインクタンクにインクを戻す仕組みを取り入れています。
わたくしがメインで5年以上も使っている複合機(インクジェットプリンター)HPのC7180はそういう構造なので大量に印刷してきましたがいまだメンテナンスなしで使えています。
(計算していませんが数万枚印刷しています。5千枚単位で用紙を買うことが多く何度も買いたしていますので)

※さすがに筐体含め方が目立ち始めていて買い替えを検討しなくてはならないのですがインクのことを考えるとなかなか踏ん切りがつかないでいます。



0 件のコメント:

コメントを投稿