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2012年2月7日火曜日

期待していたコンテナによる仮設住宅が好評らしい

3.11東日本大震災以降暫くの間、災害対策に関することばかり書いていた時期があります。
その時強く期待した一つが貨物コンテナを使った仮設住宅。
荷物を海の上を何ヶ月もかけて運搬し陸上を貨車やトラックで輸送する。それも幾度と無く継続的に。
そんな用途に作られたコンテナはとにかくタフ、そして世界的に規格化が進んでいる。

日本でもコンテナの中古品を買取改造して小規模レンタル倉庫を空き地に作る事業がひっそりと人気。海外では積み上げてホテルにしている事例もあり、そんなことを書いていました。

日本の規格に沿った仮設住宅では夏は熱く冬は寒いどころか水道管が破裂してしまったということもツイッターで聞きましたがコンテナを改造したものでは防音と保温のための断熱材も使いやすくかなり快適に住めるようです。

また、不要になれば空き地に積み上げておくなり中古貨物船に積み上げておけば別の災害でも使うことができます。しかも輸送しやすいので利用する場所は日本に限定することもありません。そのまま保存できるので次に使う必要がでたときは輸送するだけで使えるのも大きな魅力です。重ラウの仮設住宅では再利用率は高くない。輸送も貨物船がそのまま使え、内陸部への輸送もトラックに積み込めばよいし最悪大型ヘリで輸送することもできる。

参照記事:
東日本大地震 津波 支援プロジェクト 第2フェーズ: 多層コンテナ仮設住宅

【被災地の今+】宮城県女川町の仮設住宅がとってもおしゃれで機能的
今月に入り複数の媒体でコンテナ仮設住宅の良さを取り上げていますが、コンテナの有効活用という部分をもっとクローズアップして欲しい。

日本では仮設住宅扱いですが海外ではかなり上質な住居でもあり、支援や輸出することを考えていってもいいでしょうし、不便な従来式の仮設住宅を置き換えることを考えるほうがいいのではないでしょうか。ネットの記事のなかには自分の住居より立派といった書き込みも見かけますが実際結構よさそう。仮設と言うより公営住宅やアパートとしても考えてもいいのではないでしょうか。

復興を考える上で津波被害にあった地域では高台移転か防波堤などの整備をしてこのまま従来の土地を使うかといった議論があり、利害の対立や思想の違いからそう簡単には結論を出せないでしょう。だからといって放置している無策も困り者。
コンテナを使うことを条件にすれば、高台などへの移動が決まったときにもトラックや鉄道で容易に移動できるので、とりあえず従来の場所で経済活動を再開できるはずです。前向きに活用が進むことを期待してやみません。

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