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2011年6月8日水曜日

Evernote 3周年にして1,000万ユーザー達成

クラウドの話題では必ず登場すると行っても過言でないEvernote



先日もデジハリで開かれたDeveropper Meetupに参加してきたのですが来日する都度、利用者が右肩上がりで伸びています。

それ以上に面白いのは、日本市場。
どこよりも成長著しくて、1周年の時でも注目はされていましたが
いまでは利用率では最大です。

本国アメリカの利用者数をこすのも時間の問題かもしれません。

1,000万を超えるとビジネスとしての価値が出てきます。
これからのEvernote,ますます目が離せません。


なお、日本が特に伸びている、一人当たりの利用も多い
ということに関しては本国と日本法人の間でも原因不明
日本の推進役は、

アメリカ人は細かいことは気にかけない
日本人は文具が好きでこだわりを持っている
あたらしい文具にも注意を払っていて
そういう文化にEvernoteがフィットしたのではないか
といったことを言われていました。

わたくしは、これは間違いだと考えています。
欧米人のほうが文具へのこだわりは強くて
どうでも良い筆記具は、本当に安物を何でも
かければいいという感じで使いますが
本格的に使うものには強烈なこだわりを示します。

本当に優れた文具であるならば、iPhoneやiPadが
爆発的に売れているように3年もかかって数百万人ではなく
2年目には2,000万人前後に旧拡大するはずです。
10年以上前に関わったサービスでも、創業から数年で
3,000万人の大台を突破していました。
裏付けのない憶測ではありません。

では、なぜアメリカではヒットせず日本でヒットしているのか。

それは、サービスの品質に由来するのでしょう。

アメリカ人はまともなスペックを要求します。
日本人は割と与えられたもので満足し
その中で何とか使おうと工夫し、どちらかというと
我慢して使い方を見つけることに
喜びさえ見つけるようです。
そのことは欧米ではEvernote本など出版されないのに
日本では数冊も出版されていたと社長がはじめて
ブロガー向けに大規模なミーティングを開いたとき
驚きと喜びを示したいた事にも端的に現れています。

つまり、使い方の本を出さないと使えないほどのもの。

そういうものは、欧米では歓迎されません。

一番の問題はぱっと見て分かりにくいこと。
二番目は致命的でもあるのですが容量が小さすぎること。
無料での制限は別にして、有料でこれほど容量が小さな
サービスというのは6~7年前の水準です。
これでは、欧米で受け入れられないのは不思議ではありません。

実際問題、大容量を使い切る人はごく一部のヘビーユーザー
大半はほんの一部しか利用しません。
ならば料金体系を考えるなり帯域制限でもすればよく
総容量がここまで小さなサービスでは、まもなく
頭打ちになってしまうのではと懸念しています。

※総容量とは、ここでは一ヶ月にアップできるサイズ。


関連リンク:Evernote社日本語公式ブログ
Evernoteユーザー数が1000万人と突破!

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