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2011年6月8日水曜日

禁止、せめて規制して欲しい地下熱利用

先程も通りがけにニュースで地下の熱を使う家庭用冷房をもてはやしていた。
たしかに節電になるしCO2も発生しないクリーンな冷房に見える。
そして当然のように開発者は無限のエネルギーのように宣伝し
テレビ局はあとで手のひら消すくせに、一生懸命ヨイショしている。

古くは地下水の利用を思い起こして欲しい。
当時の人間には地下水は無限の資源に見えたらしい。

使っても雨水で自然に補充されるから心配ない。

面白い発想がまかり通っていた。

川でさえ干上がったり干ばつで苦しんでいたのに
雨が地下水になるまで長い時間がかかり
大半は地表をそのまま流れ海に行く知っているはずなのに。

広大な大地を持つアメリカでさえ地下水を使い過ぎ
水不足から大穀倉地帯が瀕死の状態でのたうち回っている。

地球の資源に無限や無尽蔵はなく
それどころか人間が期待するほど膨大なものはない。
自然は巨大で広大だけれども人間の暴力の前には無力で
あっという間に力尽きてしまう。

地下水の温度が一定だし地下トンネルの温度も
一定なのは事実です。
しかしそれは、ただ単に利用されていないからに過ぎません。

その地下に膨大な都市の熱を送り込めば
熱を放散できるすべがないのでどんどん地下の温度が
上昇していきます。

そうなったときの影響は大気の温暖化程度ではすまない。
草木が熱に負け生育できなくなったり
本来日本には存在しない病原菌や害虫・害獣が繁殖しやすくなり
熱帯の猛烈な病に日本全土が覆いつくされる恐怖が待っている。

大気の温度上昇ならば、熱の発生を押さえればすぐに冷え始める。
大地は熱容量が大きすぎるので影響に気づいたときには
数年以上もその状態を維持してしまい
危険から人間を守るには疎開するしかなくなってしまう。

地下水の利用を規制するように、影響が出る前に
地中への熱の放出を禁止して欲しい。
せめて九州と放出がバランス出来る範囲に利用する熱容量を規制して欲しい。
野放しにすると、十数年後に熱帯性の病原菌などで
生活を脅かされ、従来の作物を育てられないような
悲しい事態を招きかねない。


ひとはなぜか、ひとつの失敗から次の失敗を防ぐすべを
きちんと学びとれない。
環境は簡単に破壊され、想像も及ばない悲劇を生む。

太陽光利用や風力利用ならば失敗と分かってからでも
解消が図れるし改善もできる。
パネルや風車が障害ならば撤去すれば元に戻る。

手出しができない地中の環境に手を出さないで欲しい。



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