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2011年6月13日月曜日

進む地下水の放射能汚染、ストロンチウム検出の一報

共同通信のニュースによりますと福島第一原子力発電所にて1,2号機付近の地下水からストロンチウムがはじめて検出されたそうです。
そして海水取水口付近でもストロンチウムが規制値の240倍検出。

すぐに崩壊して影響がなくなる放射性ヨウ素から人間の一生では影響が消えないセシウムやストロンチウムへと放射能の主役が変わりつつあります。

以前にも書きましたが、プルトニウムは危険だという意識が強く、ストロンチウムは骨などに蓄積されやすいことから大きく取り上げられますが検出が大変難し物質です。
人体始め生命への影響はあっても工学的に検出するにはとても微量だからです。

その数十倍の量があるはずのウランを検出しないのがとても不思議です。

量(濃度)が数十倍以上ありますから検出はその分簡単になりるはずなのに、あえて検出しにくい物質を選んでいるようで統計でよく行われる恣意的な操作への疑惑を感じてしまいます。

地下水は海水ほど量が多くなく汚染が始まるととても厄介。
水域に当たる一帯での農畜産業が難しくなりますし、そもそも居住することも難しくなる。
土の汚染で済んでいる間は、土の表面をわすかに削り取れば済んだのに、地下水や河川、海が汚染されてしまうと土よりもはるかに拡散しやすいので対処がとても難しくなり、現実には汚染地を回避するしかなくなってしまうのでしょう。

爆発直後から汚染土対策を行なっていれば、こういう事態はかなり防げましたし、海洋汚染も矢板などで海との間を完全にしきってしまっていれば、今のような汚染を起こさないし、注入している水が大量に漏れていることも容易に判明していたでしょうに。

※メルトダウン(燃料棒だけではなく、炉心や格納容器までとけてしまうこと)をいち早く起こしていたので、土壌の処理だけでは原発周囲の地下水汚染は防げなかった可能性があります。

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