2011年6月11日土曜日

ChromeOSその後

ChromeOSにいたく感動しオクラ入りしかけていたネットブックが蘇りました。
むしろ数年前の標準的なパソコンよりも快適なほどです。
軽量で発熱も少ないので、これほど蒸し暑くなってきてもラップトップの名のままに太ももの上に乗せて数時間作業できてしまいます。


利用しているのはAcerの初夏型ネットブックでうAspire ONE AOD150-Br73



今だとこのへんの機種が後継
CPUであるATOMが型番の変化ほどに進化しないので絶対性能はそれほど変わりませんがCPUとメモリーのクロックアップによって20%前後は高速化しているのでしょうか。HDDなどは倍近い容量になっています。

さて、Windowsでつかうとサクサクとは言えない使用感ですが、USB起動のChromeOSでも、起動時間も早いし処理全体は見違えるほど早くなります。

実際にはOSS(ソースコードも公開されているバージョン)であるChromiumを使用しています。
有志の方が毎日最新版を(自動で)ビルドし公開してくれています。

今使っているのは2011/06/09バージョン。
完成品ではないので最新のものがいいとは全く限らないので注意が必要ですが、おおむかし水前寺清子さんがヒットさせたように三歩進んで二歩下がる感じで、徐々に良くなっています。

日本語入力も安定し始めていますし、動作全般はかなり落ち着いています。

クラウドで使うのが目的なのでデーターはGoogle Docsなどに保存することになります。
なのでOS再インストールになってコロコロ変わっても問題なし。
漢字変換のユーザー辞書もクラウド化されるといいのですが、まだ未対応。
使い込まれてアジアの利用が増えれば、そういう要望が強くなるだろうと思います。

使用感は三歩進んで二歩下がるのままで、不満点が時々改善され、またもとに戻ったり。
その繰り返しをしているうちに全体として使いやすくなっています。

使い込んでいくうちに分かってきたのはあまりタブを開けないほうがいいこと。
メモリーは多めに搭載している方がいいこと。
起動ディスクは高速なほど使い勝手が格段に良くなること。

おそらくSSDにインストールすれば見違えるほどの性能を示すと思います。

パソコンのChromeブラウザー同様にメモリー喰いな印象です。
タブをたくさん開けていくと動作が緩慢になり反応しなくなります。

タブを閉じていくより終了して起動しなおしたほうが効率が良い、というのが使っていての実感。
トータルでの処理時間が短くなります。

今の使い方は1~2時間使ったら終了させて起動しなおすということをしています。
ChromeBookなら数秒で起動するので、全く問題ないでしょう。
どちらかというと、アイドルタイムに勝手に再起動というモードをつけて欲しいくらい。
数分キーボード操作しなかったら再起動する。

そんな使い方でもセッション管理というサーバー側の問題さえ解決してくれれば問題はなさそうです。
そしてGoogeサービスだけなら、それは可能そうです。

Googleの利用をできるだけ減らしていたのですが、クラウドかの進展で再び急激に利用が増えてきています。
理由の一つはChromeOSがストレスなく作業できる環境だから。
もう一つがスマートフォンのAndroidとの相性がやはり良いから。

もっと軽量でバッテリー持続時間の長いモデルが出ればタブレットよりもChromeBookの方が仕事する人間には実用的な場合が多いのではないかと考えています。タブレットでもキーボードが付いたものやドッキングステーション付きが登場し始めています。
先日も富士通で開催されたタッチ&トライイベントで試作機を触ってきましたが、十分アリでかなりの仕事ができてしまいます。

これから数年間は、クラウド専用端末と、高性能なパソコンとの併用&使い分けが生産性と節電、ecoの両立を測る上で必須のリテラシーになっていきそうです。





これは、ChromeOSの対局になるだろうWindowsノートブックの最上位機のひとつ。
日本で開発されているだけに、携帯電話同様海外製品には望めない細やかな設計と機能の充実ぶりが魅力です。

とりあえず処理すれば良い事務処理などはChromeBookやタブレットでクラウドを使い
クリエイティブな処理やテレビ・DVDなどを堪能したい時にはこうしたモデルを使うといった使い分けを考え始めています。
買うにはちょっと高いので、まずは検証してみるつもりでこの機種になるかどうかわかりませんが富士通さんから一ヶ月あまりお借りできることになりました。

自分なりの節電・ecoを追求しつつ作業の品質は落とさず、かつ全体にかかる時間も短縮するという合理性を追求してみるつもりです。

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