2011年4月25日月曜日

中国の豚肉を牛肉化する詐欺事件をみると原発汚染の語られない面が気になる #jishin

3.11東日本大震災での福島第一原子力発電所の原発事故では様々なことが起こり続けています。
毎回不思議なのは驚くほど頭の良い高学歴な方々が集まっている東電や安全院、官僚や国会議員に地方議員の方々が揃っていながら、なぜ赤子のように目先の一つのことしかいつも対応されないのか。同じように優れた逸材が集まる報道機関が、表面的な発表しか報道せず質問さえしないのかということです。

たとえば、今気になって仕方ないのはボロン(ホウ素)汚染の問題です。

お好きな方が多い中国のトンでもはなし。
最近有名なのが豚肉を牛肉にする薬です。

特殊でしかしやすい薬剤を使うと豚肉など(豚肉以外にもそれぞれ全問のくすりがあるらしいです)を牛肉に化けさせられる。もちろん禁止されているけれど大流行中という話題です。
中国では豚肉と牛肉の価格差はたいしてないらしいですが、この薬品はホウ砂(ホウ素の原料)を使うことで大量の水を肉に混ぜられる(保水効果がアップし水分を筋肉組織内に大量に保持できるようになる)、つまり水ぶくれ(水で重量を割増できる)させることで、儲けようということらしい。
このホウ砂が中国でさえ問題にするほど毒性があるという。

毒餃子事件で、日本人は体が弱いんじゃない!?なんて冗談とも本気とも取れない書き込みが多数あったという中国でさえ健康問題となっているホウ砂・ホウ素。
さて、このホウ素という物質聞いたことがないでしょうか。

そうです、中国の牛肉偽装なんて可愛いものではないほど大量に福島第一原子力発電所で投入されているのがホウ素です。
海水をジャブジャブ流しこむとき、同時に入れ続けています。
最臨界に達し大量の放射能をぶちまけてしまわないようにと、ホウ素の投入を初期から行っています。
たまに安全員の発表の時記者の方がホウ素は継続的に投入していますよね?と念押ししていましたが、やめられる段階にはないでしょう。

さて、冷却に使っている海水が大量に流れ出し海洋汚染もしています。
放射性ヨウ素やセシウムの放射線量はさすがに騒ぎますし、検出限界レベルのプルトニウムも騒ぐくせに大量にありより半減期の長い放射性ウランに付いて言及するのをまず聞きません。
それ以上に、ホウ素に付いて毒性や、まして汚染に付いての質問を聞いたこともないし、政府や安全院はおろか東電から発表された資料も見かけません。
しかし、中国でさえ社会問題になる程度には危険な毒性物質です。

魚を食べて大丈夫だそうですが、ホウ素に汚染されていないのでしょうか。
安全とは、危険になってから騒いでも手遅れで予見される危険を未然に防ぐ、そのために調査することで守られます。
現場には、この種の調査項目を増やしたところで負荷は増しません。
なぜなら検体は、放射性ヨウ素であれプルトニウムであれ、検査したいなら採取しなければならず、採取したあとの検査工奥が変わるだけだからです。費用をおしんでいるのか、ありえないと思いたいですが思い及ばないのか。

海水だって蒸発する以上に投入すれば溢れて海に流れだすのは自明の理。
同じようにホウ素を大量投入していればプルトニウムが流出しているんですから大量に流出していないはずがありません。
いたずらに魚を食うなとかいう話ではなく、何かを行えばかならずその影響は出るもので、どんな影響が出るかをはじめに予測し、対策を立てつつ結果を測定し続ける必要があるということを明確にしたいだけです。

ホウ素の投入は公開されていますが、公開されていないものでも副次作用(副作用)としての恐ろしい影響がありうるものがないなんてありえません。
投入するときは他に代替手段はなく、行わなければどこまで被害が拡大するしかわからないので投入は正しいのです。
誤っているのは、投入したらその結果、最臨界ほどではないにしろ普通ならありえないほどの汚染を引き起こしてしまうということです。仕方ないで終わりではなく、はじめから分かっていないほうがおかしく、そのためには計測が必要で、さらに対処が必要ということです。

そしてふたたび、日本近海の魚を食べても安全だという事実を詳細なデーターで示す義務があります。
懸念項目が多すぎて、近海魚は食べないと3.15日には決めていました。

今夜は塩さばでご飯頂きましたが、安心したからではなくて放射能の量からおそらく急性中毒を起こす濃度にはホウ素であれ他の放射能以外の汚染物も達していないと類推できる程度に放ったので食べ始めました。
放射能でもはるかに怖い農薬でも有機水銀でも、特定のものだけ食するよりも汚染されたものが若干混ざるにしても、できるだけ他種類のものを少量ずつ摂取するほうが安全である確率が高いからです。

でも、安心して食べたいものです。
たぶん、コウナゴなどは検出できても良いのかもしれません。
検出するときは海水(深度ごとに)と海底の堆積物と植物プランクトンと動物プランクトン、そして小魚各種と、底棲魚、近海魚、回遊魚など各種を継続的に計測しないと回避不能な汚染が人体に及んでしまいます。

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