2011年4月3日日曜日

サクランへの期待

夢の扉というあまりみないTBSで見る数少ない番組で見たのが日本固有種の水生植物からとったサクランという天然高分子。

オシメなどに使われる吸水性高分子よりも抜群に保水力がありよく多くの水を固定してくれます。
人工の吸水性高分子素材は圧力が苦手で、ちょっと押すと取り込んだ水分を水として放出してしまいます。オシメをしていても尿漏れしてしまうのは、寝返りなどで圧力がかかることで吸い込んだおしっこを放出してしまうのがありがちな原因です。

サクランはそういう欠点もない。

そしてレアメタルの吸着効果もあるそうで資源の再利用にも注目されています。水溶液から特定の物質を分離する実験が行われていました。

福島第一原子力発電所の大量の放射性物質を含む水の処理と海水への流出で困っていますが、高分子ポリマーを投入するそうです。
一時的に固められても、圧力がかかると水を放出してしまいますから固めたあとの後始末ができません。移動しようとすると水に戻ってしまう(水をはき出してしまう)。
また高分子は紫外線などに弱いもので、より強いエネルギーを持つ各種照射せんが内部から発生する状態で使うのはとても向いた用途とは言えないでしょう。


サクランは入手できる量が問題になりますが、原発事故対策に使えそうな物質です。

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