2011年4月15日金曜日

マンション人気様変わり、さてなにを基準にするべきか

WBSを見ていますが予想通りのマンション選びが変わっていてあまりにも単純で悲しくなりました。

それまで風景がいいからと人気だった東京の湾岸エリア。
うちの奥さんもいいなと言っていましたが、大反対してきました。
どこをどう考えても埋め立てたばかりの土地に住むなど普通ではできない。
仮にマンションが無事でもライフラインがやられて生活が成立しない。
それが露見すればマンションの資産価値が激減し借金が重くのしかかる。
担保割れするわけですから規制が弱まれば貸しはがしにあいかねません。
先物取引などでいう追証状態。

今度は液状化や津波が怖いので多摩地区に目が向いている。
多摩地区は決して悪くはないですが住みやすいとは言いにくいし通勤が厳しい。
物件としての価値が上がるとは考えにくく買うよりは借りる対象でしょう。
そして東京における高台はあまりおすすめしない。
子供の頃から東京にいますがなんども危機的な水不足を体験しました。
特に幼稚園前後の水不足はひどくて蛇口をひねっても水が出ずタンクを置いてしのいでいました。
そしてそんなとき、低地はまだちょろちょとと水が出るのに高台は全く水が出ない。
給水圧力が下がるため高台まで水が回らない。

どちらの頻度が高いかというと水不足のほうが圧倒的に可能性が高い。

なので高台より平地が良くて、しっかりした作りの中高層マンションが良い。
しかもそこの2~4階くらいがいい。
理由は、輪番制停電経験した方は退官したと思いますが電気がなくなるとエレベーターが止まり水が止まり生活が出来なくなる。低層階は階段で普通に生活ができ、水道の普通の圧力で給水も可能。
秋葉原のはずれにいるので水が怖いんですが、あるとすれば荒川の決壊。
その時は一階部分の床上浸水くらいありそうで二階なら大丈夫。
津波はここまで大きいのは考えていなかったんですが、それを考慮すると住めるところが無くなりそうです。
埼玉県に戻るかな。
一時期真剣に危険感じて川口に引っ越していたんですが不便でたまらず都内に戻ってしまいました。
いまなら川口のマンションのほうが良かったなと思います。


都内に住むなら可能なら山の手線の内側が良さそうです。
様々な点で優遇されることは計画停電でも明らかですし安全性は高いほう。
頑丈で建築基準法も厳しい中高層のマンションの低層階が安全性と利便性の両面で優れています。

避けたいのはやはり埋立地。
また谷や池、川など水を連想させる地名も避けたい。

また近所に公衆トイレのある公園などがあることも大切。
水が止まったり電気が止まるとトイレが使えなくなりますから。
ちなみに、30秒で公園がある場所を選びました。
問題は同じく30秒で神田川が流れていること。
子供の頃から川が好きなのか、川のそばに住む確率が割に高いようです。
もちろん避けたほうが安全です。

周囲に木造建築の家がないかごく少ないこと。
地震などを想定すると火事が一番怖いですから。

過去100年くらい災害がなく、大火などでも助かったという場所などは魅力的です。
桃子の散歩コースには米による大虐殺が行われた東京大空襲でも燃えずに人が助かったという小学校があります。
そういう逸話があると安心感は高まります。

3.11大津波でも古人の此処から先い家を建てるべからずという言い伝えを守って助かった集落が有名になりました。その石碑直前まで水が来たそうです。
江戸時代の地図などを見ると、そこが本来どんな場所だったかわかります。
やはり海の中や川の中は避けたほうが無難です。
江戸初期から武家屋敷だったりすれば400年近くは地表だったし火事以外は大過なく過ごせた場所でしょうから安全そうです。
古地図やその土地の言い伝えを調べるのは、自治体や不動産業者の説明受けるより自分で判断する上での情報として役立つことが多いです。
問題がない場所は少ないので、それが解消されているかを調べるのも大切です。
川口のマンションは、以前は川がよく氾濫していたことがわかりましたが、治水工事で川そのものが埋め立てられ、以後氾濫していないことから選びましたが、ちょっとだけ上の階にしました。

最高の場所は高いので、そのような工夫でしのぎましょう。

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