2011年2月16日水曜日

韓国でも口蹄疫が深刻化しているらしい

どうでもいいような話題は大騒ぎして報道する日本のマスコミ
KARAが解散するしないでは平気で韓国に取材に行くのに、口蹄疫問題をまともに放送しているのを見た記憶がありません。

宮崎県では種牛までも殺処分したことで元の状態に戻すには5年以上かかりそうな状況です。

お隣韓国では2011/02/14現在で5,898農家の家畜332万頭が殺処分対象。
なんと牛は韓国国内の5%ですが豚にいたっては33%にものぼるそうです。

食料自給云々がまたワイドショーで面白おかしく語られていますが、とても深刻なこうした問題が無視されるのは不思議なことです。

TPPをすれば国内農業が全滅し食糧危機に陥る?
価格差が問題だそうですがお米ひとつとっても5キロで1万円を越えるようなものから5千円台のそこそこのもの。そしてスーパーに行けば2千円台のものまで数倍の価格差があるお米が共存しています。
外米が入って席巻されるかといえば、日本人の食料を賄うほど生産余力のある国などなくて、日本の農家を全滅させるほどのことをして今の価格を維持できる国もない。
それどころか、地球規模で食糧難。
コーヒーは来月10%前後値上げされますが他の食料品だって世界的な価格は暴騰しています。

マスコミの変わった報道に惑わされる前に、まともな数字を見たほうが間違いありません。

関連記事:
【社説】口蹄疫、李明博政権最大の汚点になりかねない

関連情報:
農林水産省
韓国における口蹄疫(O型・11月発生事例)の概要(PDF:82KB)(平成23年2月14日)
被害状況が数字で公開されているので一目瞭然です。

一国の豚が1/3も食べずに処分されれば、それを何処かから仕入れなくてはいけない。
その分需給が逼迫して価格が上がる。

日本が仮に完全輸入自由化しても、長粒種の外米を食べられる人はごく一部、それは以前のコメ不作で緊急輸入した際に日本中でとても食べられないと理解できたこと。
そういうと、日本のコシヒカリなども栽培しているといいますが、日本人を養えるほど生産しているはずはありません。1億人分毎年捨てているはずがないからです。
余剰分しか輸出できず、量が足りなくなれば食料は暴騰します。
そんなに安い価格で大量に輸入できるようにはなりません。

工夫しないで最低の商品を出荷して固定価格に守られ暴利をむさぼっている、極々一部のかたは、品質面でも競合してしまい困るかもしれません。でも、そういうかたに自分の収めている税金を差し上げたり、高いおかでを出して食べてあげたいと本気で考える方はいないのではないでしょうか。

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