2011年6月23日木曜日

FireFox5.0登場

数日遅れの話題ですがFireFoxが早くもVer5になりました。
短期間でバージョンを上げていくとの宣言通りの開発が進んでいます。

機能の前に利用上の注意点を
いままでFireFoxを無批判に紹介されるまま使っている人が大多数だと思います。
そういう方はできるだけ早くIEに戻るべきだと、この機会にお伝えしておきます。

クラウド化がどんどん進む中、今まで以上にブラウザーの位置づけは重くなってきました。
そのなかでFireFoxを使い続けるのは次の点でリスキーです。

各サービスでの対応が徐々にされなくなる危険性が高い

  • 2つ前のメジャーバージョンまで対応が一般的
    つまり、4とか5とかが変わると古いバージョンが使えなくなる
    2か月ごとにリリース予定なので、4か月たつとサポートが受けられなくなる
  • バージョン更新が早すぎてサービス提供者が対応しきれない
    実際には名称の変更だけということが多くとも対応という以上は全サービス内の機能のチェックが必要で大変なコストが発生します。そこまで手間暇かけ続けられない。
  • Googleのブラウザーへの対応が優先される
    Googleは全OS向けにブラウザーを提供していて利用者も拡大の一途
    バージョンが変わっても大きな変更が少ないのでサービス側の変更は少な目
    スマートフォンも含め今後ますますGoogleの勢力拡大が確実な中ビジネスとしてはこちらを優先

使っている人にとってもバージョンの変更は使えないアプリやサービスが出る可能性もあって控えたいですが、そうもいきません。
なぜなら2つ以上前の製品のサポートは打ち切られるので脆弱性が発見されても対応が期待できない。安全のためには常時最新のブラウザーを使い続ける必要に迫られます。先進的なユーザーにはうれしい部分も多いのですが、道具として使いたいだけの人にはかなり不便な存在に代わってしまいました。

パソコンに詳しいと自称する人は今もいますすが、FireFoxや、ましてドーナツなど古いIE用タブブラウザーを進めている場合には少し疑ってみた方がいいでしょう。

さて、新し物好きのわたくしでもちょっと辟易感の出てきたFireFoxではありますが、もちろんインストールしてみました。
それも借用している富士通のFMV LIFEBOOK AH77DW、Windwos7 64bit版です。

当たり前のようにインストールできてすんなり使えました。
性能もよいようで特に問題はない・・・
HTMLのレンダリング性能は上がり表示するとき、今まではデータ転送を待っていたのですが画像など転送の遅いものは放置して、HTMLの表示を優先しているようです。

なので一見すると画像表示できていないような障害発生に見えたりしますが、見ているサイトに問題ありませんし責任もありません。ブラウザーがいうならば道路の速度制限超えているだけのことです。それに合わせるのはコスト的にも技術的にも難しいのは道路事情と同じです。

わかって使っていればたぶん快適で、開発している人は当然わかっていての変更でしょう。
わたくしもこの方が表示が早くて処理もすぐできるのでありがたいですが、一般の方が使うには誤解を生む場面が増えそうで懸念を持っています。

UI、ユーザーインターフェースつまり見た目が角ばったのは良いような悪いような趣味の問題ですね。HTML5になるとCSSの最新版と合わせて、画像など使わなくても角丸を表現できるようになりサイトはますます角の取れた丸みを持ったデザインが増えそうです。
ブラウザーだけ角ばるというのは時代に逆行するようで、ある意味常に時代の先を先取りするFireFoxらしくて好ましいですが、受け入れられにくいのではないかな。表示内容と比較してバランス悪いなぁというのも実感です。

楽天ツールバーが使えた。
大したことではないんですが、楽天で始終買い物するのでツールバーが使えるのはちょっと楽なんです。Ver4になったとき、しばらく対応されず不便していたのが今回はいち早く対応されました。
今後もそれが続くのかが不安です。

いまはFireFox優先でChrome未対応が多いですが、スマートフォンに対応しないとビジネス亭には大きなマイナス。その中ではFireFox優先はミスジャッジです。
アンドロイド(Android)版も同時に提供開始されましたが評判とても悪い。

パソコンより先に更新しましたがシンクロサーバーと接続できない障害が出て、クラウドサービスの便利さをスポイルされ、具体的にはブックマークやID・パスワードのシンクロができないために日常的に使うには使い物にならなくなってしまいました。

ブラウザーとしても起動がとても重くてスマートフォンの用途には厳しいです。

なので今後はIE最優先な時代に逆戻りし、つぎがChromeになるのでしょう。
たくさん売れたiPhoneはすでに各国でAndoroidに負けていますし、これからはWindowsのスマートフォンバージョンにも抜かれることがほぼ確実。サファリ(Safari)に対応するだけの魅力を企業が抱くとは思いにくい状況です。

機能などのメニューが標準で非表示なのはどうなんでしょう。パッと見て分かりにくくなってしまいました。メニュバーのあたりでマウス右クリックしてメニューバーを表示に変えると今までのメニューが表示されます。非表示でもいいんですが、ならばChromeのスパナアイコンのような機能にアクセスする手段が提供されていないと不便です。各種設定ができるスパナアイコンの位置には、FireFoxではブックマークのショートカットが表示されていました。

FireFox Syncが標準で入ったのは個人的には大歓迎です。
でも、こういうのは怖いという人も多いのでこれも微妙です。
設計全体が先進的なインターネットユーザー向けによりチューン(調整)されて、一般の方には使いにくくなっていくようです。

FireFox Syncの使い方は従来通りですごくわかりにくい。
新たに使う側からは設定できなくて、いままでつかっていたFireFox(の動作するマシン)で追加するという方法ですが、追加のための情報は新規マシンで表示しなくてはいけないので、両方同時に操作できないとやりにくい。どちらか片側だけでできるのが一般的なんですが、あえてこういう特殊な形式を選んだことも含めて分かりやすさや業界標準を無視して独自路線を強めているのが大きな不安要素であり、乗り換えを強くお勧めする理由です。
FireFox3系だとどうもSync設定がうまくいかない感じがします。
※近くに端末がないときの方法も準備はされていますが、これも面倒でわかりにくい。

Syncがうまく設定できないのでVer4系にやむなく変えましたが、最も愛用しているSxipperが使えなくなりとても不便。
問題は多いのですがIEとChrome中心に変えています。



こういう解説本を書く人が一番大変ですね。
スクリーンショットは全部変更だしメニュなども変わる。
書き直しが多くて、その割には改めて購入してくれる人は少ないので部数が見込めない。
電子書籍化が進まないと絶滅危惧種になりそうな予感がしています。

でも、HowToもののついデバイスの基本部分の解説書だけは印刷物でないと不便。


6週間ごとに新バージョンといわれているので3か月で古くなって対応が打ち切られるようですね。

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