2011年3月10日木曜日

WD Media Day 2011 メディアプレーヤーについての感想

先週はソニーエリクソンさんのXperia arc発表会におじゃましました。
昨日はウェスタンデジタル Media Day 211とよばれる記者発表会に参加させていただきました。

※ブロガーミーティングではなく記者発表会でした

色いろある製品の中でも力を入れているのはやはりメディアプレイヤーのようです。
NASをLAN内に設置しTVと接続することでNASに蓄積された大量のコンテンツを巨大で美しいディスプレーで再生する。もちろんリモコンがありテレビのように操作できますが、さらにiPhoneには専用アプリWD Photoがあり、iPhone内で閲覧することもできればテレビへの表示をコントロールすることもできます。またFacebookやその他のネットサービスとの連携も行えるようなっています。

使い勝手を見ると、テレビを作りパソコンを作りガジェットを作っているソニーエリクソンにかなり分があります。操作性もよいしAndroidで操作できるのは魅力です。
そしてリモコンからAndroid側を操作できるなどスマートフォン分野でも他社をリードし、SNSなどとの連携もはるかに強いし独自にクラウドサービスも提供しているなど二歩も三歩も先を行っています。

ですから16GB程度の小容量で満足できる範囲であればXperia arcがメディアプレーヤーとしてはイチオシです。少し奮発すれば64GBなどのSD系メディアも販売されています。
そしてこのことは両社の発表会に行かなくても分かりきっていることです。


さて、ではなんでWD Media Day 2100に時間を割いて出かけたのか。
それはとても単純なことです。
Xperia arcに64GBの容量を持たせるにはマイクロSDHCカードの64GBを購入することになりますが、まだほとんど販売されていません。



購入できるのは最大で32GB程度。
フルHD動画を扱うなら最低でもClass6以上の転送速度はほしいので安いショップを探しても8,000円前後します。

ところで動画で32GBはほとんど入らないに近いです。
家庭用のビデオですが320GB内蔵ディスクで適当に録画していると一週間分程度保存しておくのもしんどいです。売れ筋の商品は1TB前後で大容量のものは2~3TBへと移行しようとしています。

マルチメディアと言っても写真に限定されるとか音楽だけというのであればスマートフォンなどで十分ですしクラウドサービスで行けます。
ところが音楽でもマイケル・ジャクソンのスリラー以降PVが普通になり動画があります。
これらを保存し始めるとあっという間に数十GBという容量では溢れかえってしまいます。

UIやサービスの細やかさではパーツを作ってきたメーカーにはまだまだ弱点だらけと言わざるをえないのですが、データーのサイズを考えたときこれから先も数年間以上、どうやってもHDDのお世話になる以外考えられません。

大容量になって壊れれば失うデーターの数も半端ではなくなりますから、できるだけ安全で耐久性があり、かつ大容量であまり高くなく、使い勝手が良いもの。

つまり

  1. 耐久性と信頼性
  2. 大容量
  3. 低価格
  4. 使い勝手の良い周辺サービス
という優先順が付き、その優劣はかなり大きな差があるということです。
この順序で考えたとき、どうしてもWestern Digitalに行き着いてしまいます。

そして使い勝手の点では、まだまだではありましたが来月登場するiPhoneアプリWD Photo1.2(無償)あたりで何とか使える最低レベルは確保できたようです。

iPhoneではなく、Androidにすればより豊富な機能を簡単に実装できるのにと残念には感じますが、開発が始められた頃はiPhone以外ないに等しかったでしょうから仕方のないところです。

データーの活用を考えたときアプリ間の連携がほとんど無理なiPhoneではなく、自由度の大きいAndroidに目を転じていただければと思いながらも大勢いすぎて、そういうお話をするチャンスはありませんでした。


なお、ファームウェアアップデート機能がありますので早めに購入してもアップデートでの対応が期待できます。

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