これほどの石が行方不明になっていたというのも不思議な話です。
それ以上に不思議なのがその大きさ。
地球に激突して2メートル近い長さを維持しているとなると落下初期は相当な大きさ。
隕石の大半は大気との摩擦熱で燃え尽きてしまいます。
燃え尽きずに残っても手のひら大の石ころくらいならそれほど珍しくないようですが、それ以上となるとめったに見つかりません。
それは衝突時の運動エネルギーが莫大すぎて、地表に落ちると衝突のエネルギーが爆弾のように作用し本体は木っ端微塵になり、衝突された側も巨大なクレーターを残して飛び散ってしまう。
こんな大きな隕石が地表に無事に存在できるのはとても不思議です。
「降石」は縦2メートル30センチ、幅1メートル。同町舘向の畑のごく浅い地中に埋まり、表土には枯れ草が積もっていた。表面は灰色でザラザラした手触りだという。
こちらのサイトでは、隕石被害のシミュレーションが見られます
衝突前の進入角度によって極端に被害が変わるので、サイズだけでは云々できないんですね。それにしても落下後2メートル以上もあると半端ではないはず。原型とどめているので隕鉄(鉄が主成分)でしょうからかなりの質量のはず。
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