2011年2月19日土曜日

もう昇進、昇給ではモチベーションは上がらない!

昇進や昇給が飴と鞭のアメになる。
というのはたぶん昔の話。

新人類なんて言葉が出だしたころには、もうそんなのは大したアメにはなっていなかったと感じる。
もちろん、今でもそれに命をかけている人がいるように全員がどうとかではなくトレンドとしての話。

将来に希望も持てないし、就職自体が難しく、望むところに入るどころか職につければおんのじという昨今。なにかにモチベーション持てという方が無理というものかもしれない。

就職したころもそんな感じで、昇進などに興味は持てなかった。
むしろ給与体系のせいで昇進するとボーナスなどの評価基準だげが上がり同じ成果を出しても報酬は減る。仕事の範囲は増えて責任だけます。
それでいて給与は大差なくて下手すると管理職には残業手当も付かなくなる。

ふんだりけったりで昇進などしない方がマシ。
なんども転職を経験していますが、役職は毎回お断りしていました。

日本の悪平等主義を変えられないとなにかにモチベーションもてない。

笑い話に、イギリス人が休暇で出かけた南の島で島民に働けと小言を言うのがあった。
島民がなぜ働かなければならないのかと聞くと
あれこれ答えた挙句、最後は
しっかり働いた褒美にこうして南の島の楽園でのんびりバカンスが楽しめる
と答えたんですが、島民さんはそれなら俺は一生あくせく働かないけど、一生ここでのんびり楽しんでいるとこたえて、イギリス人がギャフンとなっておわっていました。

昇進や昇給がいいことというか目的にできるという発想がもう時代に合わないのかもしれない。
それらが目標になった時代は日本全体が貧しくてそこから自分だけでも抜け出したかった。
無理して頑張れば抜け出せるかもしれない。
ちいさなアメリカンドリームが待っていて、頑張ってみる勝ちがあるんじゃなくて、がんばらないと悲惨なんでやるしかなかった。

いまはむしろ、がんばっても累進課税でみんな持っていかれるだけ。
働くほど税金を取られ、年金なども支給が遅れ、いいことは何も無い。
いっそなにもしない方がましな時代になってしまった。
何もしなくてもなんとなくそこそこは生きていける。
実際フリーターが飢え死にしたというニュースは聞いたことがない。

社会全体が底上げされたんで必要なくなっただけかもしれない。
もしそうなら、もう10年もすればアジア各国に置いて行かれ、再びやるしかない時代が戻ってきそうで、何も大騒ぎしてあがかなくても自然に解決しそうでもあります。



関連記事:
もう昇進、昇給ではモチベーションは上がらない

0 件のコメント:

コメントを投稿