上場廃止を行う会社が徐々に増えています。
理由は様々ですが、大きく分けると
・上場維持コストが高すぎる(年間数億円規模)
上場廃止すれば毎年数億円の経費が浮くというのは大きな魅力ですね。
・制限がきつい、競争上不利
上場企業には様々な制約があります。
なかでも情報公開義務が足かせになるというのはツタヤを傘下に持つCCCのはなし。
サービスはアイディアが勝負ですが事前に公開しなくてはならないとなると自分だけカードをさらしてババ抜きするようなもので、勝ち目がないですね。
・乗っ取りの恐怖
リーマンショックの好影響であまり聞かなくなりましたが、水面下で株式を買い占め、ある日突然会社が事実上乗っ取られる。
配当の著しいアップを求められて会社が傾く。
あるいは他人のものになってしまう。
金利が高かった頃は、上場して株式公開することで低コストにて現金をあつめ会社の運営にあてという魅力がありました。
ゼロ金利が続き、上場できるほどの会社であれば銀行から借りたほうが低コストになるような状態。
また、株式公開による創業者利益も度重なる税法変更や運営則の変更で魅力が薄まってしまいました。
たとえば、給与を引き上げる代わりに自社株を提供して上場時には大きは現金を得てもらう。上場ができるほどに会社を伸ばすモチベーションを作る。
給与とみなすなど、税制の大きな変更でメリットが消え、マイナス面ばかりが大きくなってきました。
帝国データバンクの調査では、昨年東証二部上場基準を満たしながら非上場だった会社は1402社にものぼるそうです。
日本全体の価値が株式が非公開になる中で目減りしていくばかりです
0 件のコメント:
コメントを投稿