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2011年5月1日日曜日

放射能のなにがいけないかの件

放射能に付いて発がん性が増すだけでたいしたことはないと主張される方がいます。
むしろ煙草の害のほうが大きく原発よりも自動車のほうが死者の数からすればはるかに危険だと時節を繰り広げ続けてていらっしゃいます。

とても重要な視点がいくつもかけていて残念でなりません。

まずお断りしますが、遺伝その他に付いては棚上げします。
発ガン率のアップに付いてもイニシエーターが溢れかえる現代と1945年当時を比較することに意味が薄く、発がんメカニズムを理解されていない意見はあまり意味が無いのでこれもおいておきます。

ちなみに複合汚染といった本もずいぶん昔に発行されていますが、単一の物質に付いての研究と様々な物質が相互に影響しあう現実世界での影響とはかなり乖離があります。

たとえば、触媒というものがありますが、触媒がなければ化学反応は置きない。
つまりある物質はそれだけでは安定で安全です。
しかし、触媒があれば爆発的に化学反応を起こす。
しかし触媒はそれ自体は消費されることもなくそのまま残りますから、反応の前と後を比較するとその存在は影響しないように見えるかもしれません。単純に数字しか追ったことのない人のなかには、こうしたごくありふれた現象も理解できておらず、何かを考える上で考慮に入れられないこともあるよです。


さて、化学物質の中には放射能以上に生態に影響を強く与える物質が多数あります。
たとえば、ベトナム戦争で使われた枯葉剤に含まれる微量のダイオキシンは猛烈な毒性を示すだけではなく、胎児の奇形など重大な問題を多数発生させています。
また、環境ホルモンと呼ばれるある種の化学物質は微量でも重大な影響を及ぼします。あたかも触媒のようにふるまい、意識して検出しないと発見出来ないほどの低濃度で、生物を中性化したり生殖能力を奪ったり様々な影響を及ぼし種の絶滅の原因にもなりかねない状態を作り出しています。
もっと単純な物質、たとえば二酸化炭素は環境を破壊する地球温暖化の原因と言われていて人類どころか地球上の生命の多くの生存をおぼやかしているのではないかといわれ、京都議定書が世界規模で締結されるほど問題視されています。

各種問題のある物質は多数あり、放射能もそのひとつに過ぎず、むしろ1,000年に一度の災害でも死者さえ出ずこの程度の被害であれば安全性が証明されたようなものということを主張されています。

さて、放射能以外と放射能には決定的な違いが幾つかあります。

一番大きな科学的な差異は、放射能以外の物質は人類の科学技術で分解し無毒化できるということです。コストと手間だけが阻害要素です。
しかも大半は単に高温焼却炉を作り燃焼させれば無毒化されます。

それに対して放射能は煮ても焼いても蒸かしても、炒めても揚げても、あるいは他の活性度の高い物質と化学反応させても無毒化できません。放射能をなくすには、ひたすら歳月がたつのをまつしかありません。こまったことにその待つ時間がお釈迦様が扱うようなとてつもなく長い尺度の時間であり数万年から数億年かけてやっと半分になるだけ。さらにそこから半分に減るのにも同じだけかかる。地球が太陽に飲み込まれて消滅するまでおよそあと50億年ほどありますが、その時にも十分危険なまま存在していまいます。
科学技術的に、というよりも原理的にそもそも無毒化の方法が存在しない。
また、周囲のものにまで放射線をあたえてしまい、危険性を広げていくという化学物質には存在しない特殊な能力(危険)をもっています。
科学技術やお金では対処できないという点でとても特殊な存在です。

唯一できるのは隔離することだけという、まるで中世の悪魔のような存在。
悪魔は科学の進歩で消えてくれたようですが、放射能は科学では消せないという点では歯がたたない存在です。

できるのは隔離することですが人類の科学技術や産業力では、数万年~数億年という期間安定して隔離し続ける方法を開発できていませんし、今後100年程度で開発できるとは到底考えられません。つまり人類にはパンドラの箱は作れないということ。水を画用紙で扱うようなものですぐに漏れてしまう。




他の違いは、危険性の認識率の違い。
ダイオキシンにしても環境ホルモンにしても有機水銀にしてもヒ素であっても、その危険性は知られてはいても、それほど周知徹底はされていないということです。たとえば、一時期日本では、マグロがあまり食べられなくなりました。原因は有機水銀の含有量の多さ。妊産婦への摂取制限の通達なども行われました。しかし今では知る人ぞ知る、あるいは、言われればそんなこともあったなという程度で、有機水銀を機にしながらマグロの刺身を食べる人間を、わたくしは自分自身以外もう何十年も会っていません。ちなみに、わたくしはしつこく一度学んだことは忘れられないたちで、いまもマグロは積極的に食べませんし、食べる時も赤身。トロは人様に差し上げるので喜ばれています。
日本だけが有機水銀の痛さを知っているわけですが、マグロを普通に食べています。PCBでもとても痛い思いを味わったはずですが、古いトランスをばらすときに怖がる人を、やはり自分以外しりません。とても安定した物質で簡単には分解せず絶縁性も高いためトランス始め各種電気機器に世界的に大量に使われた化学物質ですが、米油に混入してしまい大変な事故を起こしてからは使用できなくなりました。農薬にも神経障害を誘発する成分が多数ありますし兵器として利用できそうなものまでありますが、中国からの輸入食品以外ならあまり機にされません。

ところが、放射能だけは世界中で危険性が認識されています。
とても危険であるということ以外は、十分に知られていないので日本からの旅行者が隔離されるとか関西で作られた機械も証明書をつけないと通関を通せないなど様々な弊害が起きていますが、すべて危険だけは認識されているからです。
それを風評被害だと言ったところで何の意味もありません。
危険であり関わってはいけないものという、悪魔のような存在として認識されているわけですから始末に悪く、他の化学物質汚染とは桁違いに影響が及びます。
例えば農薬汚染が問題になれば食料関係のビジネスには影響が出ますが、工業生産物にはほとんど影響しませんが、放射能は食品も工業製品も、それどころか人間や美術品にまで影響が及びます。
全人類の敵のような存在になってしまいますからとてつもなく大変なことです。


この2つだけでも、圧倒的な差異が放射能以外とは存在しています。


イメージ的な問題だけではなく、周囲に広がっていきかたの問題も大きいでしょう。
それこそ悪魔のように触れたものを汚染し、次々に汚染を広めていく。


また数値で示す方法がありませんが、発がん性その他の問題もはたして1945年の原爆後のデーターやチェルノブイリのデーターがどこまで有効なのかという懸念も大きです。
とうじは、たとえば花粉症さえ殆どありませんでした。
死亡原因に占めるガンの率も今のように高くはありませんでした。
その変化が医療の進化による多くの疾病の克服にあるというのも事実ですが、化学物質による広範な汚染が強く影響している可能性を否定できません。

現在ガンの発病メカニズムはイニシエーターとプロモーターの作用によると考えられています。
2つ揃わないとガンにはならないということ。
逆に言うと片方欠けているから、まだ発がんしていないだけ。
そろえばThe Endかもしれません。
化学物質が広く多様に使われる現代では、1945年や25年前のロシアの地方都市とは比較にならないほどプロモーターもイニシエーターも増えてしまっています。その環境下での放射能の影響が強化されないというデーターは特にありませんし、人体実験できませんからわからないままです。

3.11以降、ビールが放射能被曝の影響を1/3に軽減するという情報が飛び交いました。実際に研究成果として公開されていますが、その研究さえ途中で放棄されています。放射能の影響に関する研究も十分進んでいるとは言いにくい状況です。

化学物質の影響、例えばコーラやコーヒーを飲みつつ、保存料入りのパンにマーガリンをたっぷり塗って食べている人が糊料や保存料、増粘剤、保湿剤、安定剤に酸化防止剤に着色料、着香料などが混ざった食物を食べ続けている状況を研究用ラットで再現するのは難しいし、原因を特定しにくくなるので避けられるでしょう。なので、現代人の現代的な食生活や環境が66年前と比較してどのような影響をおよぼすかはおそらく経過観測しないと誰にもわからないでしょう。


ところで、いたずらに怖がるのはそれでも間違いだと思います。
白血病で苦しむ子どもが放射線照射で骨髄細胞を完全になくし、その後移植することで完治して結婚し子どもに恵まれるというのは、今や珍しいことではありません。
その時照射する放射線は半端な線量ではありません。

ただコントロールされ、不要な部分にまで放射線が照射されないよう十分注意されている一面もあります。それでも白血病以外のがん治療に放射線が使われ続けているのは事実で、地調が開始されてから十分長い年月が経過しています。そうしたことから考えれば、不用意に怖がる必要もおそらくないのですが、正しい情報が得られない中では危険だと考えて行動するしかないでしょう。
だから日本製品は買ってもらえないし、もしかすると、海外渡航にビザを発行してもらえなくなるかもしれませんが、それはやむをえないことで、そうした国には理解をお願いしていくしかないでしょう。




























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